レースによっては速さを発揮するエスパルガロ選手と、今のところ泣かず飛ばずのローズ選手。今年のマシンはエンジンを大きく改め、ブレーキングにおける安定性、レース後半のタイヤの保ちの良さなどの強みがあるものの、安定した結果を残せていません。

4位 1:38.999 アレイシ・エスパルガロ

「このテストには満足しています。多くの内容を試し、昨日のレースよりも競争力を発揮出来ました。荷重移動をする中で、バイクがどのように振る舞うのかについての理解が深まりました。実際RS-GPはブレーキングにおいて驚くほど安定しているんです。ただブレーキをリリースした瞬間に安定が失われるんです。この面に関しては、より剛性が高いカーカスのタイヤが効果を発揮するでしょう。ミシュランのタイヤをまた(※レースで)使用してみるというのも面白いと思います。バイクをより理解するという意味では前進しましたし、次のレースまでに作業すべきデータが沢山収集出来ました。」

22位 1:40.572 サム・ローズ

「今日は昨日何が起きていたのかを理解するという作業を主にしていました。実際のところ今日はレースと実に良く似たコンディションでテストを開始したんです。すぐにタイムを向上することが出来ました。これは奇妙ですよね。トラックコンディションによるもの、自分の経験不足によるものの両方かもしれません。大事な事は、練習走行と同様のラップタイムを記録出来たということですね。安定性を向上させるはずの新しいスイングアームも試しましたが、これはよりグリップが高いトラックで効果を発揮するんだと思います。ミシュランが持ち込んだタイヤとダンフォースを増加するフェアリングはいずれもポジティブでした。あまり劇的な違いはありませんでしたが、自分のRS-GPに対するフィーリングをしっかりと向上してくれました。正直言って、今までで一番良いテストだったと思います。」

(Photo courtesy of aprilia)

<アプリリア プレスリリース>