モンスターエナジー・ヤマハMotoGPは、2020年のチーム体制を発表。ヤマハファクトリーレーシングMotoGPは今年もバレンティーノ・ロッシ、マーべリック・ビニャーレスの2名と共に、タイトルスポンサーであるモンスターエナジーと共に戦う。

2020年のカラーリングに関して大きな変更はなく、モンスターのブラック、ヤマハファクトリーレーシングのブルーの2色が今年もメインカラーとなる。僅かな変更としてブルーのストライプが新たに追加され、サイドビューの印象に変化がある。

なお、今年からホルへ・ロレンソがヤマハファクトリーレーシングMotoGPのテストライダーに就任し、すでにシェイクダウンテストでの走行を終えている。

マネジメントディレクター リン・ジャービス

「今日2020年のモンスターエナジー・ヤマハMotoGPのラインナップを発表することとなりました。モンスターエナジーは2013年よりチームパートナーであり、丁度今から12ヶ月前にジャカルタでファクトリーチームのメインスポンサーとなりました。初年度は互いに密接に作業を進め、2年目となる今年はさらにその関係性を強化し素晴らしい成功を収めたいと考えています。」

「2019年のデザインはヤマハ、そしてモンスターの世界中のファンに歓迎されました。こうした背景もあって2020年も同様にデザインを踏襲することとしました。しかし2019年から2020年にかけて変わっていないのはそれだけです。外側から見える点以外に目を向ければ、ヤマハとチームがバイク、ライダー、チームとしての有効性を改善するために成し遂げた数多くの変化に気づくでしょう。今シーズンのスタートが実に楽しみです。今年最高の結果を得られると信じています。

チームディレクター マッシモ・メレガリ

「冬休みの後にこうしてチーム全員が集まるのは良いものですね。学校の初日のような雰囲気で、こうして2020年のプレシーズンをスタートすることになります。この時期は非常に重要で忙しくチームにとって大変な時期なんです。ヤマハの日本人エンジニアは多くの時間をかけてM1を開発してきました。そして、ライダーたちとエンジニアは今回のテストで新しいアイテムを初めて試すことになります。」

「昨年のバレンシアそしてヘルステストでは、すでに進むべき方向性が明らかになっていました。これからのテストでは昨年末に見つけた内容を再確認し、これからさらに改善していくべきところを探していくことになります。そうすることで、2020年シーズン3月からを最高の形で迎えることができるでしょう。」

マーべリック・ビニャーレス

「昨年の終わりの時点で良い形で終えることができましたので、今年はタイトル獲得そして出来る限り優勝数を重ねることを目指していきたいと思います。M1に再び乗るのが待ち遠しいですね。」

「昨年はマレーシアGPでヤマハが優勝しました。これは非常にポジティブな思い出であり、セットアップの面で素晴らしいスタート地点があると言う事でもあります。テスト初日から最高の形でスタートできることでしょう。冬休みの間はフィジカルトレーニングを重ね、バイクにも乗り身体とマインドを最高の形で磨きあげてきました。スタートからゴールに向けてハードに作業し集中していくことが必要でしょう。

バレンティーノ・ロッシ

「なぜか冬休みの方が夏休みよりも長く感じるものです。冬休みの間はしっかりとリラックスすることができましたし、いくつかの楽しいイベントもありました。しかし今は、2020年に向けてしっかりと集中していくべき時です。」

「今回のセパンテストの中で、どのような形で作業を進めることができるかとても楽しみにしています。ヤマハはいくつかの新しいアイテムを持ち込みそれらを試すことになります。いずれにしても、長い冬休みの後に初めてMotoGPバイクを操縦すると言うのは非常にユニークで最高の感覚です。たくさんの作業がありますが、チームも自分もしっかりと準備ができています。」

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of yamaha-racing)