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レオン・ハスラム「オーストラリアはフラストレーションがたまるレースだった」

レオン・ハスラム

FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)開幕戦を終えたレオン・ハスラムは、新型コロナウイルスの影響でイギリスに滞在している。今までにない状況であるが、再び開催した際に備えて、チーム、ホンダ、HRC共に準備を進めている。

Q

「今この時期に何をしていますか?」

レオン・ハスラム

「コロナウイルスは自分にとって奇妙な存在です。イタリアやヨーロッパには多くの友人がいて彼らも影響を受けています。イギリスでも自体は深刻です。学校の卒業式はなくなり、新しいルールが出てきています。日々何が起こるのかわからない状況ですね。今出来ることは専門家の意見をきくことです。出来ることを行って安全でいること。家族の健康に集中することが必要です。」

Q

「世界レベルのアスリートにとって、トレーニングと心理的な準備は重要です。再びトラックに戻るためフィジカル、メンタルの準備を変えましたか。」

レオン・ハスラム

「毎日会っている素晴らしいトレーナーがいます。通常は1週間に3−4回ほどバイクに乗ります。トレールバイクやエンデューロ、モトクロスなど様々です。バルセロナでフラットトラックをやったり、友人宅でモトクロスに乗ったりもしますが、今はどこかに出かけるのは難しいため、通常のトレーニングを続けて、ポジティブな気持ちを持ち続けています。常にフィットネスを高め、健康的であることが重要です。

Q

「開幕戦は無事終えることが出来ましたが、過去2週間で開幕戦のレースウィークを振り返ることは出来ましたか?冷静に見てどのような評価をしますか?そしてこれから何を期待するのでしょうか。」

レオン・ハスラム

オーストラリアはフラストレーションがたまるレースでした。レース1におけるポテンシャルは非常に高かったんです。いくつか問題があったものの残り数周の段階で表彰台争いをしていました。日曜は完全な災難でしたね。ラップタイムは良かったものの、スプリントレースのラップ1で転倒、レース2でも転倒してしまいました。ラップタイムは非常にポジティブで常に競争力がありました。ネガティブな点はレース1であった問題点です。しかしここから学び、いつになるかわかりませんが次のレースに向けて改善をしていくことが必要です。」

Q

「日本のエンジニア達と連絡を取り合っていたりするのでしょうか?」

レオン・ハスラム

「チーム、ホンダ、HRCが投入している努力が大きいですね。コミュニケーションを続けています。皆が1つのゴールである優勝を目指しています。ですから自分にとってもこれが最大の関心事ですね。未だにいろいろなメール、電話を受けますが、彼らも考え、分析を続けています。この一部であることが嬉しいですし、トラックに早く戻りたいですね。」

Q

「ファンに向けたメッセージをお願いします。」

レオン・ハスラム

「安全に過ごし自分自身、愛する人、そして周囲の弱者に対して優しく接してください。出来るだけ早く通常の状態に戻れることを願っていますし、サーキットで再び皆さんにエキサイティングなレースを提供出来ればと思います。」

(Source: HRC)

(Photo courtesy of HRC)

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