ドルナスポーツCEOのカルメロ・エスペレーターは、最悪の場合2020年のチャンピオンシップのキャンセルが必要かもしれない状況で、年間で10戦出来れば素晴らしいと語っているが、Ducatiのパオロ・チャバッティは、レースが開催可能な10ヶ国を見つける事も困難ではないか?と語る。
ウイルスの影響が仮に薄れたとしても、開催日が例年から大幅に変更となる開催地の気温、天候がレースに最適であるかは予想がつかず、なおかつミシュランは各サーキットへのタイヤ割当(アロケーション)をシーズン前に決定している。これが大幅に狂ってくるということは、タイヤがレースコンディションで最適な性能を発揮することが難しいことを意味し、スケジュール調整は当然ながら、タイヤ事情を考えても困難な状況は変わらないだろう。
10日間同じ開催地で2レースをするのはどうか?
パオロ・チャバッティ
「カルメロは年間で10戦をと考えているようですが、実際のところレースを開催出来る10ヶ国を探すのは困難だと思います。可能であれば5ヶ国開催が可能な場所を見つけ、10日間を使って2レースを行うというものはどうでしょう。」
「例えばセパンで走行が可能な状況が来れば、そこで10日間過ごすというのもありでしょう。今はこの緊急事態の中でこの状況を乗り越えるための手段を考えていくことが必要でしょう。状況がよくなる時は必ず来ると信じていますよ。」
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of Ducati)