MotoGPクラス決勝レース結果です。レースは良いスタートを決めたザルコ選手が序盤をリードします。ザルコ選手は前後にソフトタイヤを履き、前後ミディアムのビニャーレス選手とロッシ選手から逃げる形。その後残り22周の段階でビニャーレス選手がトップに立ちます。13番グリッドからスタートしたペドロサ選手が4位まで順位を上げる中、残り11周の段階でマルケス選手が転倒。再スタートも叶わずリタイアとなります。

残り6周の段階でロッシ選手がザルコ選手をパス。ロッシ選手はそのまま残り3周でビニャーレス選手を抜いてトップに立ちます。このままレースが終わるかと思えた最終ラップでロッシ選手がミス。このすきを突いてビニャーレス選手がトップに浮上。ロッシ選手は再びビニャーレス選手を追い抜こうとしますが痛恨のミスで転倒。そのままリタイアとなりました。

これで優勝はビニャーレス選手、チャンピオンシップのリードを取り戻す形となりました。2位には地元ザルコ選手。ソフトタイヤでそのまま逃げ切るという作戦が功を奏し、ロッシ選手の転倒もあって2位獲得となりました。3位は13番グリッドからミス無く順位を上げてきたペドロサ選手が獲得。4位はDucatiのドヴィツィオーゾ選手、5位クラッチロー選手、6位はペドロサ選手同様に16番グリッドから10台抜きの猛チャージを見せたロレンソ選手、7位フォルガー選手、8位ミラー選手、9位はこちらも地元のバズ選手、10位イアンノーネ選手が久しぶりのポイント獲得となりました。

多くの選手が転倒、Ducatiサテライト勢が合計4台転倒したことでKTMの2台もポイントを獲得しています。