スペインGP予選 ベンスナイダー、トップから0.938秒遅れの22番手、ラフィンは29番手からのスタート
レースウィーク2日目のセッションとなった土曜日の走行で、ボ・ベンスナイダーは昨日から着実な前進を見せました。1分42秒322のベストタイムでポジションは22番手、8列目を獲得しました。チームメイトのジェスコ・ラフィンは1分43秒967、10列目29番グリッドから明日の決勝レースを迎えます。NTS RW Racing GPの両雄は午後の予選Q1に参加。ライバル選手たちと最速タイムを競いながら鎬を削る激しいセッションになりましたが、上位タイム4名が走行権を得るQ2への進出はなりませんでした。
ベンスナイダーがこのQ1で記録したタイムは、もしもQ2に参加していれば14番手に相当します。それだけにQ2進出を逃したのは残念ですが、内容は上位陣に比肩しうるタイムといえるでしょう。実際に、この予選に先だつ午前のフリープラクティス3回目で、ベンスナイダーはトップから0.830秒差の1分41秒939をマークしています。明日の決勝に向けても、期待ができそうです。
一方、ラフィンはやや苦戦傾向の一日になりました。現在はコーナー進入のブレーキングで苦労をしているため、この課題を解決するためにチームとラフィンは全力で方向性の探求を続けています。
2020年第2戦スペインGP決勝レースは、現地時間日曜午後12時20分(日本時間7月19日午後7時20分)にスタート。全23周で争われます。
ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)
(予選22番手:1分42秒322)
「今日のセッションは、自分自身の力とバイクの性能をすべて出しきるつもりで臨んだけれども、どうやらまだ充分ではなかったようだ。予選順位がそれをよく物語っているね。午前中のFP3では1分41秒9というまずまずのタイムを出せたけれども、午後になって路面温度が上昇すると厳しくなってしまった。レースペースもまだ改善の余地がある。決勝レースの時間は午後の早めの時間帯で、温度が極端に高くなる前だからそこに希望の余地がある。チームが全力でがんばってくれているだけに、皆の努力に報いる結果をなんとしても持ち帰ってくるつもりだ。がんばるよ」
ジェスコ・ラフィン選手コメント(ゼッケン2)
(予選29番手:1分43秒967)
「今日は昨日よりもすべてがよくなると思っていたけど、なかなか思いどおりにはならないものだ。残念ながら、今週は流れをまだ自分たちの側に引き寄せることができていない。全員で力を合わせて取り組んでいるけれども、なかなかいい方向に進まない。明日の決勝レースは後方からのスタートになるけれども、全力で追い上げて、可能な限り上位の結果を目指すつもりだ」