チェコGP決勝レースでNTS陣営が健闘ベンスナイダーが18位、エガターは21位でゴール

チェコGP決勝レースは、8月9日(日)午後12時20分(日本時間午後7時20分)にスタートしました。19周に及ぶ戦いで、NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダー(64)とドミニク・エガター(77)は、ライバル陣営の選手たちを相手に懸命のバトルを続けました。しかし、残念ながらポイント圏内には届かず、ベンスナイダーは18位、エガーターは21位でレースを終えました。

レース序盤のポジションアップはベンスナイダーが以前から課題にしていた改善項目でしたが、今回のレースではスタートをうまく決めて12番手まで順位を上げました。しかし、周回を重ねると少しずつ位置を下げてゆき、トマス・ルティ選手やマルコス・ラミレス選手、そして、22番手スタートからポジションを上げてきたチームメイトのエガーター、と4台が入り乱れる激しいバトルを展開しました。

最後はルティ選手がグループの前に出てゴール。ベンスナイダーとエガターは上記のとおり、それぞれ18位と21位でチェッカーフラッグを受けました。来週は隣国オーストリアへ戦いの舞台を移し、第5戦オーストリアGPがレッドブルリンクサーキットで開催されます。フリー走行1回目は8月14日(金)午前にスタートする予定です。

ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)

(決勝レース:18位)
「今日のレースでは、オープニングラップをうまく走ることができた。スタートは僕の弱点だったから、ここの改善にずっと取り組んできたんだ。序盤周回にタイヤがフレッシュな状態だと気持ちよく走れることはわかっていたので、そこを存分に活かしてがんばった。その調子でずっと走り続けることができるかとも思ったけど、3周ほどしてタイヤのグリップが落ちてくると、ペースを維持することが難しくなってきた。」

「安定したペースで走ることはできたけれども、レース序盤がよかっただけに、この結果はとても残念だ。もっと自分自身を向上させていく必要があるのはもちろんだけれども、最後までタイヤを持たせるというバイク面の課題も明らかになってきた。フロントタイヤをさらにしっかりと作動させるように、チーム全員で力を合わせて今後のレースで改善をすすめていくよ」

ドミニク・エガーター選手(ゼッケン77)

(決勝レース:21位)
「今日の決勝レースの目標は、ポイント圏内を目指すことと、少しでもボの近くでゴールをすることだった。午前のウォームアップ走行を終えた段階では、とてもフィーリングが良かった。レースのスタートもまずまずで、序盤の10周も集団の中でいいバトルをできた。でも、そこから先はペースを維持することが難しくなった。バイクはとてもよく走っていたし、チームもとてもがんばってくれたので、このパッケージのポテンシャルを存分に発揮出来なかったのは残念だ。今回のレースはとてもいい経験になった。ジェスコの一刻も早い回復を祈っているよ。僕としてはNTSのマシンにまた乗れればうれしいけれども、そのあたりの状況がどうなるかは数日もすればはっきりしてくると思う」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)