赤旗中断のレースの原因となったマーべリック・ビニャーレスのブレーキトラブル。何らかの理由でフロントブレーキが効かなくなり、ターン1のブレーキング最中にバイクから飛び降りる以外の選択肢がなかったと語る。原因の解明が待たれるが、マーべリック・ビニャーレスは2週連続で危うい状況をギリギリで切り抜けた。次回、ヤマハが得意とするミサノで返り咲きたいところ。
マーべリック・ビニャーレス

ターン1でブレーキが効かなくなった

マーべリック・ビニャーレス

フロントブレーキは徐々に効かなくなっていって、1度コースアウトして危うい瞬間がありました。正直このオーストリアでの2戦は、MotoGPキャリアを通じて最悪の2戦です。

「3周ほど26台までタイムを落として壮行し、再び24秒台でプッシュをはじめました。24秒台でプッシュを始めるとバレンティーノ、ファビオとの差を詰めることが出来たんですが、ターン1でブレーキが効かなくなり、何も出来ませんでした。」

今までMotoGPで走ってきてこんなことは初めてです。レース中にブレーキがだれてきて、アジャスターで調整することはありましたが、今日は毎周回、コーナーごとに調整を行っていてひどいものでした。」

ブレーキの何らかのパーツが吹っ飛んでいったのかと思えるほど全くブレーキが効かず、バイクから飛び降りる以外に止まる方法がありませんでした。フロントブレーキに何らかの問題が発生したことは間違いありません。

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of yamaha-racing)