テルエルGPでアレイシ・エスパルガロは激しいバトルを展開、限界のブレーキングでドヴィツィオーゾをオーバーテイクしていたのが印象的だったが、アレイシ・エスパルガロ自身も、あのオーバーテイクは申し訳なかったと振り返る。曰く、加速で劣るアプリリアでオーバーテイクを仕掛けるにはブレーキングで無理をするしかないとのこと。
ブレーキングで無理をせざるを得ない
アレイシ・エスパルガロ
「アプリリアは他のバイクのように加速しないんです。先週のような形でドヴィツィオーゾにオーバーテイクを仕掛けるのは嫌なんですが、他にどうしようもありません。他のバイクにオーバーテイクを仕掛けるためにはブレーキングで無理をせざるを得ないんです。アラゴンGPでは全くオーバーテイクを仕掛けられませんでしたが、テルエルではさらにリスクを冒したんです。ドヴィツィオーゾはタイトル争いをしていますから、申し訳ないと思いますが、Ducatiは速いバイクですから、アプリリアで勝負をするには無理をするしかないんです。」
「自分のレースはエンジンブローで終わってしまいました。先週よりも良い調子でレクオーナを抜いて、クラッチロー、そしてドヴィツィオーゾを抜きました。残り3週でファビオ・クアルタラロを捉えようとしていて、エンジンが壊れたんです。加速で失っていた分を狂ったようなブレーキで取り戻して、高い戦闘力を発揮していました。その中でエンジンがブローしたんですから、フラストレーションが溜まりますね。」
(Source: Aprilia)
(Photo courtesy of michelin)