今年限りで現役を引退し、来年はヤマハのテストライダーとなるカル・クラッチロー。世界選手権に始めて参戦した時のメーカーであるヤマハでテストライダーとなるわけだが、10年間の思い出を振り返って後悔はないと語る。
このスポーツの一部であれたことを誇りに思う
カル・クラッチロー
「WSSのタイトルをこのトラックで獲得しましたから、思い出深いサーキットです。SBKでも良い成績を残しています。他のライダーよりはトラックを知っていると言えるでしょう。楽しみですよ。」
「この10年間で素晴らしい人々、素晴らしいチーム、素晴らしいバイクと関わることが出来ました。自分の予想を遥かに超える結果を残すことが出来ました。世界戦への扉を開いてくれたヤマハに再び戻るのは嬉しいことです。」
「最高の1戦を選ぶとすると初優勝したブルノの優勝ですかね。レースは後方からの追い上げとなったわけで、良いレースだったと思いますね。」
「今までのMotoGPで過ごした10年間で後悔はありません。バイクに乗った後はただひたすらにベストを尽くすことを常に考えてきましたし、15位だろうが、優勝しようが、転倒しようが後悔したことはないですね。」
「自分の発言についても常に自分の思いに誠実に生きてきましたから、後悔している事はありません。ですから、このスポーツにあたって後悔した事はありませんし、その一部であれたことを誇りに思います。」
「自分は今まで自分が思うように発言してきましたけど、この役目はジャックに託したいと思います(笑)政治的な判断をせずに、自分が思うまま、正直に発言するライダーであってほしいですね。もちろん今でも十分彼はそういうライダーになってると思いますけど。」
「いずれにしてもMotoGPで後悔はありません。今まで自分が思うことを発言してきましたから。これからは家から、ジャックにテキストメッセージではっぱをかけていきますよ。」
この5年間でMotoGPは大きく変わった
「MotoGPが大きく変わったのは過去5年ですね。電子制御共通化、CRTなどの流れがあって、多くの選手が競争力を発揮出来るようになりました。こういった期間を通じてこのレースにおける最高の選手達と共に走れたことは本当に光栄なことです。これからも引き続きMotoGPは素晴らしい世界であり続けるでしょう。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of michelin)