ベッツェッキの強さ、ペース面では限界だった
アレックス・マルケスは、週末を通じて進化を遂げたマルコ・ベッツェッキの強さを素直に認めつつ、自らも限界まで攻め抜いたレースを振り返った。フロントタイヤの右サイドに苦しみながらもリスクを取ってペースを維持し、終盤にはペドロ・アコスタに迫られながらも2位を死守。最終戦のバレンシアでは、今度こそ序盤から良いフィーリングを掴み、シーズンを笑顔で締めくくることを誓った。

フロントタイヤの問題とベッツェッキのレースペースに言及
「今日はマルコに追いつくことが出来ませんでした。彼は週末を通じて改善を続けていましたし、今朝のウォームアップの段階で明らかにレベルが上の走りをしていました。レースペースは速くて彼のペースについていったら、タイヤ面でレースを完走することは出来なかったでしょう。ベストを尽くしましたしフロントタイヤの右サイドに関してはかなり苦戦しました。なんとか2位を獲得出来ましたから嬉しいですが、バレンシアでも良いレースをしたいですね。」
アコスタとの攻防、そして最終戦バレンシアへの意気込み
「終盤はすこしペースを失いペドロに追いつかれてしまいました。リスクを取ってなんとか38秒台に戻しましたけど、フロントが限界でしたね。特に最終セクターで高速コーナーで旋回性を発揮することが出来ませんでした。これもあってタイムをキープ出来なかったんです。今日は仮にフロントでスタートしたとしてもマルコ・ベッツェッキのペースが強力でした。加えてタイヤマネジメントも上手でしたし、バレンシアで挑戦したいですね。バレンシアで最終戦を終えることが楽しみですし、最後のレースで表彰台を獲得して2025年を良いフィーリングのままで終えたいと思っています。序盤から良いフィーリングを見つけていきたいですね。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。