グリップ不足に苦しみながらも着実に前進するアコスタ
バレンシアに向けて準備を進めるペドロ・アコスタは、序盤のグリップ不足という課題に直面しながらも、全力を尽くし、確実に優勝へと近づいているという手応えを感じているようだ。今回のレースではタイヤを温存しつつ終盤にペースを回復させる走行ができたとし、今後もチームとデータを分析しながら進化を続ける姿勢を強調。年間ランキングではなく、良いレースをすることにフォーカスを置き、夏休み明けから積み重ねてきた準備を着実に結果へとつなげていく意志を見せた。

毎戦変わらぬ全力と冷静さ
「競争力を発揮できましたし、いつものように全力を尽くしました。優勝を狙っていますが良い仕事が出来ていると思いますし、走行するたびに優勝に接近していると思います。落ち着いて作業を続けていきたいですね。」
序盤のグリップ不足と終盤の挽回
「毎回そうですが、いつもレース開始直後はグリップが低いんです。それもあって序盤に良いペースで走行することが難しいんです。終盤には競争力が戻ってくるんですが、後半にマルコはすでに遠くにいってしまいました。今回はタイヤをある程度温存して走行が出来ましたが、データをチームと分析しつつバレンシアに向かいたいと思います。やはり序盤に新品タイヤでグリップを期待している段階でグリップがないと厳しいんですよね。」
優勝への接近とレースへの集中
「いずれにして現状で前に進み続けるしかありませんし優勝に向かって着実に接近はしていると思います。自分たちの目標は特定の年間ランキングではなく、良いレースをすることです。夏休み明けからしっかりと準備をしてきたものをミスなく前に進めていくことが重要なんです。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。