ポルトガルでは11番グリッドからのスタートで表彰台に絡む走りは出来なかった中上。しかし今年は開幕戦ヘレス以降にマルク・マルケスのデータを参考に自らの走りを見つめ直し、着実に結果を出してきた。

今まではマルクの昨年データがあるサーキットで出した結果だったが、マルクの昨年データが全く参考に出来ないポルトガルで追い上げ、5位を獲得したことの意味は非常に大きい。
中上 貴晶

レース内容には満足している

中上 貴晶

「まず、2020年は休みがないハードな日程の中で、いつも完ぺきなマシンを準備してくれたチーム、ホンダ、すべての関係者とスポンサーの皆様に感謝を申し上げます。」

「そして、LCR Hondaで最後のレースとなったカル・クラッチローにも感謝したいと思います。MotoGPクラスで戦うようになってから3年間、カルは常に偉大な選手であり、最高のチームメイトでした。これからも彼の成功を願っています。」

「今日のレースは、11番グリッドからのスタートで、前半は前に出られず厳しいレースとなりました。後半は前に行くチャンスを見つてポジションを上げることができました。」
中上 貴晶

「終盤は1分40秒前半で周回することが出来ました。表彰台には立てなかったものの、レース内容には満足しています。レースは5位となり満足出来る結果でした。」

「今年はライダーとして大きな成長を遂げることができた1年だったと思います。来年はさらに前進してチャンピオンシップを戦いたいと思います。」

「今年はファンの方々に本当にすばらしいサポートをいただきました。2021年は、応援していただく方々に、さらに喜んでもらえるシーズンにしたいと思っています。」

(Source: HRC)

(Photo courtesy of michelin)