20日、21日に予定されていたFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)の2021年初テストは雨のための中止となった。Ducati、ホンダ同様にKRTのジョナサン・レイ、レオン・ハスラムもテストを延期。アラゴンのテストも最終日は天候が悪かったが、今回も引き続き悪天のテストとなった。なお、HRC同様にKRTも1月28日にヘレスで再びテストを行う予定だ。
2021年のレギュレーションでは2021年のテスト日程は合計で10日間となっており、貴重な10日を無駄にしないためにすべてのチームが雨天走行を行わないこととなった。カワサキは2020年終わりに2021年型で新しいフェアリングで空気抵抗が改善され、エンジンの最高回転が引き上げられたZX-10RRを発表していたが、しっかりとエンジンキャラクターを理解するのは先になりそうだ。
新しいアイテムをドライコンディションで確認したい
ジョナサン・レイ
「 今日テストができなかったのは残念ですが、トラックはテストができる状況ではありませんでした。そのため、早い段階で今回のテストキャンセルを決定したわけです。 新しいレギュレーションではテストは10日間しかできませんから、 テスト日程は大事に使う必要があるでしょう。今自分たちがやりたいと思っている事は、 昨シーズンヘルスで試した新しいアイテムをドライコンディションでを確認することなんです。」
典型的なブリティッシュウェザーだった
アレックス・ロウズ
「 ヘルスの天気は典型的なブリティッシュウェザーでした。 自分が持ってきてしまったのかもしれないですね。 コロナウィルスのこの状況の中で多くのスタッフがこのテストに向けて努力をしてくれたわけですからテストができなかった事は残念ですが、いずれにしても皆に再び会えたこと、バイクに会えたのは良かったですね。」
(Source: KRT)
(Photo courtesy of KRT)