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世界の若手ライダーにMotoGPへの道を開く MiniGP World Series(ミニGP・ワールドシリーズ)が2021年から開催

FIM MiniGP World Series(ミニGP・ワールドシリーズ)が開催

FIMとドルナスポーツはMotoGPで将来活躍する若手ライダーを育てるため、FIM MiniGP World Series(ミニGP・ワールドシリーズ)を開催する。これは世界中で開催されているMiniGPを統合した選手権で、世界の若手ライダーに共通したプラットフォームでの競争の場を提供し、将来的にMotoGPで活躍出来るスキルと機会を提供するもの。

世界中で統一レギュレーションでレースが開催

FIM MiniGP World Series(ミニGP・ワールドシリーズ)は1つかそれ以上の数のMiniGPが参加し、すべての統一のレギュレーションで開催される。各レースはすべてカート用サーキットでの開催となり、FIMもしくはその国のモーターサイクルスポーツ協会の規定を満たす必要がある。参加出来るライダーは10歳から14歳、マシンはOhvaleのGP-0 160を使用する。オフィシャルタイヤサプライヤーはピレリ(Pirelli)となる。

各MiniGPでのイベント数は最低4、レース数は最低8回、各レースには最低15名のレギュラーライダーの参戦が必要だ。開幕戦は遅くとも7月までに開催される必要があり、最終戦は10月17日までに開催される必要がある。そして各地のMiniGPでチャンピオンシップ優勝した選手達には、MotoGP最終戦が開催される週に開催されるワールドシリーズへの参戦権が与えられる。
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各選手権のチャンピオン達は、各地域のタレントカップへ参加

そしてワールドファイナル優勝ライダーには、次のキャリアとしてMotoGPライダー育成のためのプログラム、選手権への参加が可能で、各MiniGPのチャンピオン達は、国籍、地域、出身大陸などによって、出光アジア・タレントカップ、ホンダ・ブリティッシュ・タレントカップ、ノーザン・タレントカップ、ヨーロピアン・タレントカップなどへのエントリーが可能となる。

ホルヘ・ビエガス FIM会長

「FIM MiniGP World Series(ミニGP・ワールドシリーズ)は世界中の子供達に、彼らの夢であるMotoGPへと繋がる道を開きます。非常に少ない予算で、才能あるライダーが表彰台を獲得することが出来る仕組みで、既存のMotoGPへのキャリア形成で抜けていたものです。各国でレースカレンダーや選手を確保する必要がありますから、ドルナが主導して各国のモーターサイクルスポーツ協会に裁量を与えています。ドルナとFIMと共にずっと構想を温めてきましたが、ようやく形になりました。」
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カルメロ・エスペレーター ドルナCEO

「MotoGPへ向かうThe Road to MotoGPは非常に重要です。若手ライダー育成のポートフォリオに新しい仕組みが加わったことが嬉しいです。世界中の若手ライダーにとって、皆が同じレギュレーションで競い合うFIM MiniGP World Series(ミニGP・ワールドシリーズ)は非常に重要になるでしょうし、より多くのチャンスを提供するはずです。」

「新しいプロジェクトで産まれたコラボレーションが最高に嬉しいですし、早く若手選手がこの仕組から産まれて来て欲しいと思っています。若手ライダーにとってもMotoGPへたどり着くための良いステップになりますし、我々にしても将来的な才能発掘の場となります。同時にMotoGPのファン層が広がるでしょうし、モーターサイクルレースに参加する若者が増えることになるでしょう。」

(Source: dorna)

(Photo courtesy of dorna)

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