強風との戦いを強いられた土曜予選、シャーリンは9列目から開幕戦決勝へ挑む
ドーハGP2日目の土曜日、ロサイルインターナショナルサーキットはFP3から予選まで、全セッションを通じてずっと強風に晒される厳しいコンディションになりました。この悪条件は、今日の走行でマシンセットアップの改善とポジションをアップを狙っていたNTS RW Racing GPにとって、大きなハードルになりました。
チームマネージャーのヤルノ・ヤンセンは、苦戦を強いられた今日の状況について、以下のように説明をします。
「FP3と予選の走行を有意義に使ってマシンのセットアップを進め、我々を取り囲む大勢のライバル陣営をタイム面で上回ろうと狙っていた私たちNTS陣営にとって、今日は自然条件とも戦うことを強いられた厳しい日になりました。バイクとの一体感を高めることを狙っていたハフィスにとっても、ライディングの自信を深めていくことに繋げるのは難しい状況でした。
文字どおりの逆風といってもいい状態ですが、もちろん我々は諦めてなどいません。明日のウォームアップセッションを有効に活用して、セットアップの改善とハフィスのフィーリング向上を目指し、決勝に向けてさらに挑戦を続けていく所存です」2021年第2戦ドーハGPの決勝レースは、日曜の現地時間午後6時20分(日本時間月曜午前0時20分)
にスタート。全20周で争われます。
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ハフィス・シャーリン選手(ゼッケン55)
(予選27番手:2分01秒466)
「今日は苦戦を強いられた一日になった。強い風のために、コンディションが昨日とはまったく変わってしまい、狙っていたようなバイクの改善とフィーリングの向上を進めることができなかったんだ。」
「一日中吹き続けた強風と、その影響で砂塵がコース上を覆ってしまったために、僕たちのバイクが本来持っているポテンシャルを存分に引き出すことができなかったことが残念だ。明日のウォームアップ走行で改善を狙い、決勝レースではどんどん前を狙って全力で走ってみせるよ」
(Source: NTS)
(Photo courtesy of NTS)