スペインGP NTS RW Racing GPレポート 決勝レース

シャーリンは17位、羽田22位 NTSの両雄が揃ってポジティブな結果を獲得

日曜午後12時20分(日本時間午後7時20分)にスタートした第4戦スペインGPの決勝レースで、NTSRW Racing GPのハフィス・シャーリンと羽田大河は、ともに良好なレース運びで好内容のリザルトを得ました。シャーリンは、チャンピオンシップポイント圏内のトップ15に肉迫する17位。

羽田は、急遽参戦が決定した代役という厳しい条件にもかかわらず、22位のチェッカーフラッグを受けました。チームマネージャーのヤルノ・ヤンセンは、ライダーふたりの健闘を高く評価し、ふたりが全力を尽くして走り抜いた23周のレースについて、以下のように話しました。

「大河にとって今回の代役参戦は、今まで彼が走り慣れてきた環境とまったく異なる舞台での走行だったため、精神的にも肉体的にも厳しい戦いだったと思います。にもかかわらず、決勝レースでは、29番グリッドからスタートを決めて大幅にポジションをジャンプアップし、以後の周回でも、レギュラーライダーたちを相手にしっかりと戦い抜いて最後まで走りきってくれました。何より重要なのは、大河が今回のレースで完走を果たし、22位というリザルトを得た、という事実です。

ハフィスは、レース序盤こそ大河よりも低いポジションでしたが、そこから着実にオーバーテイクを続けて、今季ベストリザルトの17位でゴールを果たしました。今後のレースに向けても、良好な結果といえるでしょう」

2021年第5戦のフランスGPは、伝統のルマンサーキットで開催。5月14日(金)に走行がスタートします。

ハフィス・シャーリン選手(ゼッケン55)

スペインGP NTS RW Racing GPレポート 決勝レース
(決勝レース:17位)
「レース序盤は厳しい展開だったけど、落ち着いてチャンスを伺い、着実にポジションを上げていったんだ。17位という結果は、僕たちが掲げている目標と比べれば手放しで喜べるものではないけれども、一歩ずつ前へ進んでいるという意味では手応えを感じることのできるいいリザルトだと思う。チャンピオンシップポイント獲得まであともう一歩なので、次のレースでもこの勢いを保ちながら、気持ちをさらに引き締めて戦っていくよ!」

羽田大河選手(ゼッケン32)

スペインGP NTS RW Racing GPレポート 決勝レース
(決勝レース:22位)
「今回の代役参戦では、本当にたくさんのことを学べました。決勝レースではうまくスタートを決めてポジションアップに成功し、最後まで走り抜くことを目標に、ひたすらチェッカーフラッグを目指しました。貴重な経験を積むチャンスをくださったNTSとチームには本当に感謝をしています。この経験を活かして、これからもさらにスキルアップを目指してがんばります!!」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)