スペインGP NTS RW Racing GPレポート 公式練習1、公式練習2

第4戦スペインGP初日はシャーリン28番手 代役参戦の羽田大河は31番手でスタート

第4戦スペインGPが、同国南部アンダルシア地方のヘレスサーキットで始まりました。このスペインGPは、日本のゴールデンウィークに開催されることが慣例になっていますが、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響でシーズンカレンダーが大幅に変更になったため、7月末の開催になりました。
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感染症の世界的流行はいまだに収まらないものの、今年は関係各方面が一致団結して万全の感染対策を講じながら、通常どおりのスケジュールで開催されています。今回のNTS陣営は、負傷欠場中のバリー・バルタスの代役として日本人ライダーの羽田大河(23)が出場しています。今大会の展望について、チームマネージャーのヤルノ・ヤンセンは以下のように語りました。

「羽田選手はFIM CEVレプソル選手権に参戦した際に、このコースを経験しています。しかし、世界選手権のMoto2とCEVは開催時期やマシン環境など、様々な要素が異なるため、マシンの乗り換えは、おそらく一筋縄ではいかないでしょう。焦らずに、少しずつ順応をしていってほしいと思います。我々は、NTSとチームが一丸となって羽田選手を支えていきます。初日の走行は、まずまずの内容だったといっていいでしょう。この調子で、明日も上位陣との差を詰めていってほしいと思います。レギュラーライダーのハフィスは、着実に速い選手たちとの差を縮めています。マシンに微調整を施していくことで、明日はさらにいい走りを見せてくれると確信しています」

羽田大河選手(ゼッケン32)

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(FP1-31番手 FP2-31番手 総合31番手)
「CEVに参戦したときは、同じMoto2というカテゴリーでもホンダエンジンでした。世界選手権のMoto2はトライアンフエンジンなのでキャラクターがかなり異なっている、というのが今日の第一印象でした。今回、世界の舞台に挑戦する大きなチャンスを与えていただいたNTSとチームには本当に感謝しています。着実にラップタイムを短縮できるよう、明日も全力でがんばります」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)