ポルトガルGP予選でシャーリンが9列目を獲得 ロジャースは10列目から決勝に挑む

レースウィーク2日目のセッションで、ロジャースは前日から着実な進歩を見せました。午前のFP3では、 前日金曜のラップタイムを1.394秒短縮する1分46秒447を記録。NTSのMoto2マシンとコースへさらに順 応し、午後の予選へ臨むことになりました。午後の予選では、1分46秒753のタイムでセッション16番手に つけ、日曜の決勝に向けた総合順位で10列目の29番グリッドを獲得しました。

ハフィス・シャーリンは、午前のFP3で27番手タイムの1分44秒416をマーク。高低差が激しく難易度の 高いポルティマオサーキットの攻略を進め、決勝レースを想定したペース走行も行いながら、午後の予 選では渾身のタイムアタックに挑み、1分44秒908のタイムで13番手を記録。総合27番手の9列目から明日の決勝を迎えます。 2021年第3戦ポルトガルGPの決勝レースは、日曜の現地時間午後2時30分(日本時間午後10時30分)にスタート。全23周で争われます。

ハフィス・シャーリン選手(ゼッケン55)


(予選27番手:1分44秒908)
「午前のFP3ではセットアップを進めることができたので、午後の予選ではいい走りをできると思っていた んだ。しかし、狙っていたとおりのポジションを獲得することができなかったことが残念だ。明日午前のウ ォームアップでは、マシンにさらなる微調整を施して決勝レースに挑もうと考えている。全力でマシンを 仕上げてくれるチームの努力に応えるだけのグリッドを獲得できなかったことは残念だけれども、明日の 決勝では全力の走りで挽回してみせるよ。前方グループにしっかりとついていくことができれば、トップ 20圏内のフィニッシュも可能なはずだ。カタールよりもフィーリングがいいので、明日は何が何でもいいリ ザルトを目指し、集中して走りきるつもりだ」

フレイザー・ロジャース選手(ゼッケン89)


(予選29番手:1分46秒753)
「午前のFP3では、バイクも少しずつ思いどおりに扱えるようになってきて、昨日より前進することができた。 午後の予選ではさらに速いタイムを記録するつもりだったけれども、少し気持ちが急いてしまったのかも しれない。上位の選手たちとのタイム差は確実に縮めているけれども、僕自身の走りにはまだまだ満足 できていないんだ。明日のウォームアップでは、調子が良かったFP3のアプローチに戻してみて、タイム アップとフィーリング向上を狙いたい。決勝レースの目標は、まずはしっかりと完走すること。全周回を走 りきって有意義なデータを持ち帰り、チームの今後の戦いに貢献したい」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)