今期限りでヤマハを去る電撃発表があったマーべリック・ビニャーレスは、2022年の契約についてまとまった話は何もないと語る。最も有力と思われているアプリリアへの移籍についても、特になにか進行している話はないようだ。ヤマハで何よりも苦しんでいるのは、自分の実力を100%発揮出来ないことだと語り、後半戦は実力を発揮出来るようにアプローチを変えたいという。[adchord]
全力を尽くせないことが一番のネック
マーべリック・ビニャーレス
「2022年のシートについては何も話がありません。今は気楽に考えていますよ。アプリリアは確かにアレイシ・エスパルガロと共に改善していると思いますね。ヤマハを去る決断は、ヤマハのバイクでは自分の全力を発揮出来ないからです。競争をしているのですから、全力で尽くせないのであれば仕方ありません。」
「ライバルと競い合うのにそれが十分に出来ない状態で、それでは楽しむ事は出来ません。100%の力を発揮出来ないことが何よりももどかしくて、それが出来ないのであれば、家でリラックスしていたほうがいいと思うんです。この世界では10年はあっという間ですが、その10年を楽しめない状況は嫌なんです。」
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「今は懸命に努力していますが、サーキットでの出来事で楽しいことは1つもないんです。後半戦は色々と劇的にアプローチを変えたいと思っていて、楽しむこと、そして全力を発揮出来るようにしていきます。全力を引き続き尽くすことは変わりませんが、ヤマハが新しいパーツを試させてくれるなら、それを使ってフィードバックを返していきます。その点に関してはしっかりとプロライダーとして挑みたいと思います。」
(Photo courtesy of michelin)