当初からの予想通りカル・クラッチローがフランコ・モルビデッリの代役として、8月8日のスティリアGP、8月15日のオーストリアGP、8月29日のイギリスGPで参戦することになる。フランコ・モルビデッリは膝の怪我の手術で長期離脱が予定されていたが、3戦の長期に渡り戦線を離脱することになる。
[adchord]カル・クラッチロー スティリア、オーストリア、イギリスの3戦でフランコ・モルビデッリ代役として参戦

ラズラン・ラザリ

「いろいろなオプションを考えた結果、ヤマハと共にカル・クラッチローに膝の復帰を急ぐフランコ・モルビデッリの代役をお願いするのが正しい選択だと思います。カル・クラッチローが現在ヤマハテストライダーで、経験豊富です。サテライトチームとしてヤマハを助けることを考えると、テストライダーとしての走行距離が足りていないカル・クラッチローをライダーに起用することが、ヤマハの開発、テストに役立つはずです。」

「カル・クラッチローは3戦を走りますが、これといった目標は定めていません。彼がチームの中で快適に感じることが出来るよう、最大限のことをしたいと思います。彼はすでにチーム内の数名と知り合いですから、これが大きな助けになるでしょう。彼はこのチャレンジに立ち向かう事が出来ると思います。」

カル・クラッチロー

「今年ヤマハライダーとして、そしてテストライダーとして、両方の面で必要とされている時にライディング出来るのはいいものです。このさきペトロナス・ヤマハ・SRTのバイクを3レースで使用しますが、最高の状況とは言えず、フランキーが早く治ってくれることを願っています。彼が膝の手術を終えて力強く戻ってくることを願います。彼は過去2年素晴らしいライディングを披露していますから、必ずや力強く戻ってくるでしょう。」

「この3戦で目標を設定するのは難しいです。今年ほとんどバイクに乗れていませんから、何よりもバイクを理解することが重要になるでしょう。良い点はバイクの比較を通して多くのデータをヤマハに提供出来ることでしょう。MotoGPクラスは非常に競争が激しいですが、楽しみにしていますし、グリッドに再び戻れることは嬉しいですね。」

「チームとオーストリアで会うのが待ち遠しいです。ウィルコ・ズィーレンベルグは2009年にスーパースポーツクラスでのチームマネージャーでしたし、ヨハン・スティグフェルトとはライバルとして走った仲ですから、彼らと再びレース出来るのは楽しみですね。」

(Source: sepang racing team)

(Photo courtesy of sepang racing team)