レプソル・ホンダのアルベルト・プーチは、イギリスGPでポールポジションを獲得、レースでは序盤をリード、表彰台は逃したものの、ポル・エスパルガロの走行を高く評価した。レプソル・ホンダ加入から苦戦を続けたいたポル・エスパルガロだが、KTM時代を彷彿とさせるスピードを発揮しており、アラゴンからは今まで見えていなかった地点からレースに挑めるかもしれない。
金曜から日曜まで良い走行が出来ていた
アルベルト・プーチ
「2021年の今までのシーズンの中で、先週末のレースはポル・エスパルガロにとって大きなターニングポイントになったでしょう。レースへのアプローチも良かったですし、彼の本来のポテンシャルを証明してくれました。彼はトップ争いが出来るレベルのライダーですから、このまま改善を続けていって欲しいですね。」
「彼がチーム、そしてHRCに所属していることは実にポジティブです。彼にとっては厳しいシーズンが続いていますが、今回本当にふさわしい結果が得られたと思います。予選ではポールポジションを獲得し、レースでは表彰台を狙って走行しました。彼の今までのレベルで走行を見せてくれたと思います。」
「今回の走行で、なぜHRCが彼に声をかけたのかを証明してくれました。予選から良いレースを実現してくれることを望んでいましたが、まさにそのとおりの走行でした。正直、今回のレースで表彰台獲得自体が目的ではなく、良い走行をしてくれることを目標としていました。」
「いずれにせよ、リアソフトタイヤの摩耗が非常に大きく、リアにソフトを使用するという我々の決断が間違っていたのかもしれません。しかし、最も重要なことは彼がスピードを発揮出来たこと、そして金曜日から日曜日まで良い走行を続けられたことです。」
(Photo courtesy of michelin)