レース後半の追い上げという意味では期待通りの走りだったジョアン・ミルは3位表彰台を獲得。やはり予選で良い位置からスタートしていれば可能性があった可能性は否めない。今回は特にアレイシ・エスパルガロ、ジャック・ミラーを抜くのに手こずったと語り、今後の加速性改善に課題ありとのこと。[adchord]MotoGP2021アラゴンGP 3位ジョアン・ミル「ライバルと比較して加速性の改善が必要」

トップ争いするには足りなかった

ジョアン・ミル

「難しいレースでした。最大の力でプッシュしましたが優勝には届きませんでした。問題はアレイシ・エスパルガロ、ジャック・ミラーの後方で時間を浪費したことでしょう。フロントの2人と同じペースで走行出来ていたんですけどね。もう少しトップ争いするために力が足りない状況でした。しかし表彰台獲得は常にポジティブですね。
MotoGP2021アラゴンGP 3位ジョアン・ミル「ライバルと比較して加速性の改善が必要」
他の選手に比べると加速性の改善が必要です。ストレートスピードというよりは立ち上がり加速ですね。ですから立ち上がりの加速、ブレーキングエリアの改善も必要でしょう。アプリリアは以前はオーバーテイクが容易なバイクでしたけど、今やストレートではアプリリアに接近出来ません。加速、ブレーキングの安定感を考えても、Ducatiと同じく前にいると抜くのが大変なバイクですね。

「もし1列目、2列目からスタート出来ていたらトップ選手に接近出来ていたでしょうし、後半も選択肢があったかなと思いますね。ミサノではさらに新しいパーツの投入を期待していますが、後半戦はさらに良い形でレースをしていきたいです。昨年感触が良かったので良いレースが出来ることを願っています。」

(Photo courtesy of michelin)