バレンティーノ・ロッシは、愛弟子の1人であるフランチェスコ・バニャイアがMotoGPクラス初優勝を遂げたことで、自身のレース内容はさておき大いに喜びを語った。前日にはペッコも語ったいたとおり、タイヤの組み合わせに関してハード/ソフトだと言ってきかせたそうで、結果的に全ライダーがハード/ソフトだったとは言え、バレンティーノからのアドバイスは心理的に大きなブーストになったに違いない。[adchord]MotoGP2021アラゴンGP バレンティーノ・ロッシ「ペッコにはハード/ソフトだと言って聞かせた」

ペッコの優勝は本当に誇らしい

バレンティーノ・ロッシ

「ペッコにとってMotoGPクラス初優勝でした。レーサーとしてけして忘れることがない瞬間ですし、最終ラップのバトルは素晴らしかったですね。彼とは良き友人ですから本当に嬉しいです。彼はシーズンを通じて非常にスピードを発揮していましたが、いくつかの難しい瞬間が重なっていました。本当に誇らしいですね。Moto3から彼を育ててきて、ここまでに素晴らしい選手に成長してくれましたから。
MotoGP2021アラゴンGP バレンティーノ・ロッシ「ペッコにはハード/ソフトだと言って聞かせた」
ペッコは時に妙な組み合わせでタイヤを使用したがるので、彼のタイヤチョイスに関してはアドバイスをしていました。昨日は彼に対して”序盤からトップに立ってレースをリードして優勝を狙うんだ”と言ったんですが、この戦略を使うにはハード/ソフトの組み合わせじゃないと絶対に駄目だと言って聞かせました。彼に催眠術をかけるかのごとく、”ハード/ソフト、ハード/ソフト、ハード/ソフトだペッコ!”と繰り返し伝えました(笑)少なくとも彼には1杯ビールを奢ってもらわないとですね。」

(Photo courtesy of michelin)