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ドゥカティ、2022年モデルとなった新型ムルティストラーダV2を発表

ドゥカティ、新型ムルティストラーダV2を発表

日々のライディングに喜びをもたらすモーターサイクル

ドゥカティ・ワールド・プレミア2022ウェブシリーズの最初のエピソードが公開され、新型ムルティストラーダV2が発表された。このニューモデルは、ボルゴパニガーレを拠点とするドゥカティが、旅の世界へ焦点を当てて開発したモーターサイクルで、日々のライディングを楽しみ、市街地走行を含むさまざまな用途に利用可能で、ドゥカティならではの美しいスタイルとスポーティなキャラクターを備えている。

新型ムルティストラーダV2は、完成の域に達したエレクトロニクス・パッケージを搭載した高度なモーターサイクルで、欧州のA2ライセンス所有者向けの35kWバージョンを導入したことにより、ドゥカティ・ツアラー・モデルの世界への最適なエントリー・モデルとなっている。

このバイクの開発における主な焦点は、エルゴノミクス、軽量化、エンジンの改良、「継続的改善」の哲学に従った一連のアップグレードに当てられた。ムルティストラーダV2のデザインは、エレガントでスポーティであると同時に、一目でムルティストラーダと識別することが可能な、スタイリッシュで完璧なラインを特徴としている。

流れるようなライン、クリーンな表面、ボリューム感溢れるフロント、スリムなリアを組み合わせた独自のバランスにより、個性的なスタイルが創出されている。また、ムルティストラーダV2では、左右のサイドパネルにモーターサイクルの名称を示す新しい洗練されたグラフィックスが採用された。

新型ムルティストラーダV2は、937ccテスタストレッタ11°ユニットの最新バージョンを搭載している。デスモドロミック・バルブ駆動システムを採用したこの水冷エンジンは、各シリンダーに4本のバルブを備え、113psの最高出力と約10kgmの最大トルクを発生する。
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新型ムルティストラーダV2に搭載されたテスタストレッタ11°は、大幅な改良が施され、新しいコネクティング・ロッド、新しい8ディスク油圧クラッチを採用するとともに、ギアボックスの構造を見直したことにより、シフトチェンジがスムーズになり、精度が向上し、ニュートラルも出しやすくなっている。また、作動ストラテジーが改善されたクイックシフターと組み合わせることにより、さらに扱いやすいエンジンへと進化している。

シャーシは俊敏かつ直感的な挙動を特長とし、19インチのフロント・ホイールがスムーズで快適な乗り心地を実現すると同時に、常に適切なレベルのレスポンスと精度をもたらする。非常に多用途なこのモーターサイクルは、ドゥカティ・スカイフック・サスペンションEVOセミアクティブ・サスペンション・システム(Sバージョンに標準装備)により、市街地走行にも最適なモデルに仕上がっている。

シート高は830mmに設定され、シート形状を再設計したことで、シート幅が狭くコンパクトになり、わずか1,790mmのインシーム長により、足つき性が改善している。これらの変更により、停止時の安定性が高まり、パッセンジャーを乗せ、荷物を積載して低速走行している場合でも、安心してバイクを取り回すことができる。

新しい形状のシートは、ライダーが前後方向に自由に動くことができるようにフラットな領域を提供し、快適性のレベルを向上させ、どのようなライダーでも最適なポジションを見つけることができる。

ムルティストラーダV4から継承された新しいフットペグにより、ライディング・ポジションがさらに快適になった。これによってシート表面からの距離が10mm増えたため、背の高いライダーにも適切なスペースが確保され、膝を大きく曲げずに乗車することが可能。これによって、ロングツーリングでも、より楽な姿勢をとることができる。

もう1つの重要な改善ポイントは、重量の削減だ。数多くのコンポーネントの軽量化に取り組むことにより、ムルティストラーダ950と比較して重量を5kg削減することに成功。

カラーは、ムルティストラーダV2およびムルティストラーダV2 Sには伝統的な“ドゥカティ・レッド”(ブラック・ホイール)が設定される一方で、Sバージョン専用カラーとして、“ストリート・グレイ”(ブラック・フレーム)と“GPレッド”ホイールの組み合わせが用意されている。

ムルティストラーダV2は、2021年11月からドゥカティ正規ディーラーネットワークで販売が開始される。

(Source: Ducati)

(Photo courtesy of Ducati)

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