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ジョアン・ミル「2022年はタイトル獲得、優勝、表彰台を狙い、感動をファンと分かち合いたい」

今年はシーズン前半はライドハイトデバイスがないことで苦戦を強いられていた印象のスズキ。シーズン中盤以降になっても特にDucatiとのトップスピードの差は明らかで、サーキットによっては厳しいレースがあった。

しかし、その環境の中で諦めずに戦い、さらにその環境から一旦距離を置いて、リラックスすることの大切さを学んだと語るジョアン・ミル。来年はタイトル争いに終盤になっても絡む姿を期待したい。
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今シーズンは落ち着く時間の大切さを学んだ

ジョアン・ミル

「ようやくレースから少し離れてリラックスできる時間が来た感じです。自分はいつもアクティブで、動いていたいタイプなので、シーズン中にリラックスができないことが多いんです。でも今年は、レースでのストレスと、落ち着いて時間を過ごすことのバランスの大切さを学びました。」

「実際こうしたリラックスする時間も2022年に向けての準備の一部で、ジムでのトレーニングと同じくらい重要なんです。数週間はしっかりとオフを楽しむために時間をとり、その後にバイクに乗ることに意識を切り替えるつもりです。」

「GSX-RRと再会できるまでは、スーパーモトやMXバイク、カートで練習をします。これらの車両で走ることは、技術やスキル向上に大いに役立ちます。毎回何かを学ぶことが出来ますし、体力を最高のレベルに保つことにも貢献するでしょう。」

「今年は色々なことを学んだと思っていて、その1つが戦うことです。2021年は非常にハードに戦って良い成績を出そうと努力してきました。そしてそのプロセスの中で激しく戦い、けして諦めないことを学びました。」
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「厳しい1年の中でも常に戦って結果を残そうとしてきましたし、今年1年が輝かしいものでなかったとしても、今年は素晴らしいバトル、オーバーテイクを楽しむことが出来ています。ここまでタフな選手権の中でランキング3位を獲得出来たことは嬉しいですしね。これらのバトルがありますから、2022年型のGSX-RRに乗るのが再び待ち遠しいんです。」

2022年型はスピードの向上が重要

「ヘレステストは良い形で進みました。この先はまたセパンでのレースがあります。改善点をしっかり感じましたし、再びバトルが出来る感覚があります。バイクに乗っている時間を楽しむだけでなく、チームがテストで何をもたらしてくれるのか、何が有効で何が足りないのかを見極めることも重要です。テストが終わってみないと正確な評価は出来ませんが、GSX-RRの優れた旋回性を失うことなく、スピードを向上させることが重要です。」
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「グリップの向上も興味深く、重要な分野です。ライドハイトデバイスについては現行のシステムも良いものではありますが、微調整が必要です。MotoGPではすべての分野を常に開発し、前進していかなければならないんです。しかしスズキなら成し遂げることが出来ると確信しています。」

2022年はタイトル争いがしたい

「2022年に期待するのは、より多くのファンがサーキットに戻ってくることです。2020年は完璧な年でした。ファンがいなかったことを除けばね。ファンが戻ってきてくれるのはレースに意味を与えてくれることなんです。誰もいないグランドスタンドで、バイクの音だけが聞こえる静かなサーキットを走るのはとても不思議な感じでしたから。」

「新年の抱負はいくつかありますが、一番はタイトルを獲得するためにもう一度戦っていくことです。これが究極の目的ですし、引退するまで変わることはないでしょう。ですから、来年はタイトル、優勝、表彰台を獲得したいですし、その瞬間を熱狂的なファンの皆さんと分かち合いたいと思います。」

(Source: suzuki-racing)

(Photo courtesy of michelin)

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