Ducatiレノボチームは2022年の参戦体制を発表。ライダーは昨年ランキング2位だったフランチェスコ・バニャイア、そしてジャック・ミラーとなる。本来はチーム体制発表はシェイクダウンテスト前の1月28日予定だったが、ジャック・ミラーがコロナ陽性となったことなどを受けて2月7日に延期されていた。
今年Ducatiはトラック上に過去最大となる8台のバイクをラインナップ。開発方針やライダーのフィードバックの共有という意味で、様々なコンディション、様々なライディングに対応しやすいパッケージの開発に大いに役立ちそうだ。[adchord]
クラウディオ・ドメニカリ Ducati CEO
「今シーズンのMotoGPの開幕に大きな興奮を覚えています。2年連続でコンストラクターズタイトルを獲得した後で、自分たちの力を試したいという気持ちです。昨年は新たなラインナップとし、彼らがしっかりと成長した事で大きな満足感を得ました。今年は成熟した若くエネルギッシュなライダー達が、経験を積んだ事でさらに競争力を高めて行ってくれる準備が出来ています。」
「2022年にはさらに2台が加わりトラック上のDucatiは8台となります。また今までの歴史で初めて、デスモセディチGPのカラーリングが、市販車同様のドゥカティレッドに変更されます。これは、私たちがレース用に開発したバイクとファンの皆様が購入できるバイクが、より緊密な関係を築いていることの証しです。」[adchord]
「レノボも私たちの味方で、ファクトリーチームのタイトルパートナーであるだけでなく、重要なテクノロジーパートナーでもあります。レノボとはデータ収集と分析のスピードアップなど重要な目標を達成し、サーキットでの意思決定プロセスを改善することができました。3月6日のカタールでの開幕が待ち遠しいですし、ファンの皆様と共にレースを応援に行きたいと思っています。」
ジジ・ダッリーニャ ゼネラルマネージャー
「新しいシーズンが開幕したことが嬉しいです。2021年は3度目のコンストラクターズタイトル、2度目のチームタイトルを獲得し、ライダーズランキングでは2位を獲得しています。ペッコと共に重要な目標を達成出来ましたし、ペッコ自身も昨年末は大きく成長し、4勝と9回の表彰台を獲得しました。今シーズンもチャンピオンシップの主役の一人になることは間違いないでしょう。」
「昨年は2度の優勝を含む5回の表彰台を獲得し、その才能を発揮したジャック・ミラーも、ペッコ同様にタイトル争いの可能性を持っています。ライバルは冬の間に、自分たちのマシンをより競争力のあるものにするために努力しています。Ducatiも数ヶ月間ペッコとジャックにデスモセディチGP22を用意し、あらゆるレース、あらゆるコンディションで優勝争いが出来るように努力してきました。」[adchord]
「今年は21戦が決まっており非常にチャレンジングなシーズンになると思います。しかし準備は万端ですし、我々の努力の成果を発揮することを楽しみにしています。」
フランチェスコ・バグナイア
「2021年を最高の形で締めくくりましたから、2022年もこの流れを継続していきたいと思います。チームも自分自身も大きく成長しています。チームは素晴らしい状態で、共に最高の結果を得られると革新しています。新しいカラーリングのデスモセディチGPはさらに美しくなり、このマシンでレースを再開するのが待ち遠しいです。」
「今シーズンの目標は、いつも通り常に向上心を持ち、すべてのレースで競争力を発揮することです。MotoGPのライダーズタイトル、チームタイトル、マニュファクチャラーズタイトルをボルゴ・パニガーレに持ち帰ることが目標になります。」
ジャック・ミラー
「いよいよ2022年のチャンピオンシップが始まりますが、新しいシーズンに向けて今までになく準備万端です。MotoGPでさらに1年経験を積んだことで、間違いなく強くなったと感じていますし、2021年と比較して、肉体的にも精神的にも大きく成長したと感じています。」[adchord]
「Ducatiレノボチームは、モータースポーツに本当に情熱を持っている人間が集まっていて、自分もその一員であることに幸せを感じています。Ducatiのファクトリーライダーであることは誇りであり、イタリアだけでなく、世界中の多くのファンに支えられているということです。開幕の3月が待ち遠しいですし、カタールでのレースが楽しみです。」
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of Ducati)