Team SUZUKI ECSTAR(チーム・スズキ・エクスター)の佐原氏は2021年にダヴィデ・ブリビオが抜けた穴を埋めるために暫定的にチーム監督を務めていたが、2022年にチームマネージャーを探していたのは周知の事実だ。
今回リヴィオ・スッポがチームマネージャーに就任したことで、3月6日の開幕戦を安心して迎えることが出来るはずだ。[adchord]
リビオ・サッポは28年前にベネトン・ホンダ・チームの125ccと250ccクラスでそのキャリアをスタートさせた。その後ドゥカティで11年間プロジェクトリーダーとして活躍し、ケーシー・ストーナーをチャンピオンに導いている。
その後はHRCに移籍し、7年間チーム代表を務め、さらに5つのタイトルを獲得。MotoGPを離れてからは、e-bikeの会社を設立して成功を収めたが、彼は今こそパドックに戻る絶好の機会だと感じている。
チーム・スズキ・エクスターにとって、昨年以上のパフォーマンスが求められる今シーズンに向けて、経験豊富なスッポの加入は大きなニュースだ。
佐原 伸一 チーム・スズキエクスター(Team SUZUKI ECSTAR)プロジェクトリーダー
「新シーズン開幕を前に、リヴィオ・サッポがチームマネージャーに就任することを発表できてとても嬉しく思います。彼は豊富な経験と勝利への情熱を持ち、このポジションに最適な人物です。」
「彼はチームがどのように機能するか、シーズン中に常に競争力を発揮するためには、チームの雰囲気が重要であることを理解しています。すでに彼と一緒に仕事をした経験のあるクルーもいますし、彼は長年パドックにいるので、私も長い間知っています。」
「冬季テストではすでに今シーズンに向けて良い兆候が見られていますし、パフォーマンスも向上しています。リヴィオが加入することでさらにチームが強化され、さらに力強く戦えるでしょう。」
[adchord]
リヴィオ・スッポ Team SUZUKI ECSTAR(チーム・スズキ・エクスター)チームマネージャー
「チーム・スズキエクスター(Team SUZUKI ECSTAR)のチームマネージャーに就任することを誇りに思うと共に、4年ぶりにMotoGPに復帰できることが嬉しいです。スズキとこの素晴らしいプロジェクトに参加できることを大変光栄に思いますが、2020年に創業100周年を迎えチャンピオンシップ優勝した歴史あるメーカーの一員として働くことはチャレンジングな仕事です。」
「ジョアン・ミル、アレックス・リンスといった、MotoGPでトップを狙える才能あるライダーと一緒に仕事が出来ることは、私にとっても素晴らしい経験になると感じています。」
「実際、佐原さんからの提案は、私にとって完璧なタイミングでした。私はe-bikeの会社の立ち上げで忙しかったのですが、確かにパドックが恋しく、戻ってくる準備はできていたんです。レースは私の人生のほとんどを占めていますから、その経験をTeam SUZUKI ECSTAR(チーム・スズキ・エクスター)で生かせるようベストを尽くします。」
「Team SUZUKI ECSTAR(チーム・スズキ・エクスター)は素晴らしいチームであると同時に、素晴らしい集団であることも知っていますから、これが目標を達成するために大いに役立つはずです。ここ最近のMotoGPは速いライダーがたくさんいて、すべてのメーカーが競争力のあるバイクを投入し、ますますエキサイティングになっています。」
「関係者全員にとって難しい挑戦であり、小さなディテールの積み重ねが違いを生むでしょう。私は再びMotoGPの一員となり、スズキと一緒にトップに立つために全力を尽くす覚悟です。」
(Source: suzuki-racing)
(Photo courtesy of suzuki-racing)