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ミシュランによるMotoGP2022 イギリスGPプレビュー

夏休みを終えたMotoGPライダーたちとミシュランは、英国の代表的なサーキット、シルバーストンで開催されるイギリス・グランプリからシーズン後半のレースを開始します。

バーミンガムの南、ノーサンプトンシャー州の都市、タウセスターとブラックリーの間の緑豊かで風光明媚な英国の田園地帯にシルバーストンはあります。かつて英国空軍基地だったこの場所が初めてレースに使用されたのは1947年9月、友人同士で即興のレースを開催した時のことでした。そして1977年にはここで初めてモーターサイクルのグランプリが開催されています。[adchord]

5.9km(3.666マイル)のサーキットはMotoGP開催サーキットの中でも最長で、さらに最速のサーキットのひとつに数えられています。8つの左コーナー、10の右コーナー、そして770m(2,526フィート)のストレートは、ライダー、マシン、そしてもちろんタイヤにとっても厳しい要求が課せられる場となっています。

MotoGPのすべてのラップレコードは、2019年にマルク・マルケスによって記録されています。レース中の最速ラップタイムレコードは1分59秒936で、オールタイムラップレコードは1分58秒168です。但し、339.6km/hの最高速度レコードは、昨年ジャック・ミラーによって打ち立てられています。

2021年同様、このレースのためのミシュランが用意するタイヤはフロント・リア共にソフト、ミディアム、そしてハードコンパウンドのMICHELIN Power Slickです。フロントはすべて左右対称設計ですが、リアは10ある右コーナーに対応するため右側をよりハードにした左右非対称設計となっています。

左ターンも8つあるため、サーキットのレイアウトはほぼ左右対称ですが、速度レンジを考慮するとタイヤの右側により多くのストレスがかかるため、ライダーに最適なパフォーマンスを提供するにはよりハードなラバーが必要となるのです。

英国の夏は常に雨天が予想されます。そのため、この週末にはMICHELIN Power Rainが用意されます。フロントは左右対称設計のソフトとミディアム、リアには左右非対称設計のソフトとミディアムで、こちらはスリックタイヤと同様に右側をよりハードとしています。

ミシュランモータースポーツ2輪マネージャー ピエロ・タラマッソ

「昨年のレースは曇り空の下で行われたため、8月としては路面温度が非常に低く保たれていました。それでもタイヤは非常にうまく機能し、供給したタイヤの多様性を確認することができました。ほとんどのライダーがレースでは前後ともミディアムコンパウンドのタイヤを使用しましたが、ファビオ(クアルタラロ)はフロントにソフトを使用してレースを制しています」

「天候は別として、技術的にはこのサーキットは高速に達するストレートと超高速コーナーが混在しているため、タイヤにとって決して優しいサーキットではありません。そのため私たちは、高速で発生する熱に耐えるだけでなく、すべてのライダーが各ラップで攻めのコーナーリングを可能にできるよう、安定性に優れたグリップ、高いレスポンス性能を備えたタイヤを準備しています」

(Photo courtesy of Michelin)

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