毎週末トップグループの常連になってきたジャック・ミラー。特にカタルーニャテスト以降にフィーリングが向上しているようで、今週も全体を通じて良い走行が出来ているようだ。来年のシートについては自分の後釜にはエネア・バスティアニーニがふさわしいと考えているようだ。[adchord]

1つのミスが命取りになる状況

ジャック・ミラー

「シケインは新しい要素でスタート直後はかなり混乱するポイントでしょう。フロントで走行していればクリーンエアーをバイクが吸えますから、そうした順位を獲得することが今日の目的でした。今回は全体を通じて良い走行が出来ていると思います。FP4でハードを使用する予定でしたが、ミシュランのアドバイスで気温のこともあったのでハードは使用しませんでした。」

「ミディアムは悪くありませんが、タイヤの摩耗が課題ですね。明日に向けて準備は出来ていると思います。Ducatiも皆スピードを発揮していますし、ファビオ、ジョアン、リンス、マーべリックも素晴らしいペースで走行しています。1つのミスが命取りですから、集中して走行したいですね。」

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「そもそも自分はバイクが好きですしレースが好きです。自分達は1つのレースのために週末を通じてスピードを磨き上げているわけで、それ自体は悪くないですが、変化はいいことです。レース距離が半分になりますし、ポイント獲得も出来ます。タイヤ温存を考えること無くレースが出来ることでエキサイティングなレースが見れるでしょうし、今から楽しみです。」

「最終的には個人のためにレースをしていますから、相手がDucatiだろうが他のメーカーだろうが関係はありません。MotoGPは最高峰クラスですから、誰もが互いの状況を理解しつつ配慮しながらレースをすることになりますから、それほど問題にはならないでしょう。」

「レースでは常に最高の結果を発揮することを考えています。カタルーニャテスト以降は毎戦で表彰台を狙える状況にありますが、すでに来季の契約は済んでいます。今はとにかくすべてのレースで、Ducatiライダーとして最高の結果を出すことだけに集中しています。」

「エネアは今年素晴らしいレースをしています。昨年も旧型で走行し2年落ちのマシンで表彰台を獲得、1年落ちのマシンで今年は3勝しています。そしてポールを今回獲得しています。確かにアップダウンはありますが、2年目ということを考えると当たり前でしょう。自分が今この時点で誰かを選ぶなら、来年自分のシートにふさわしいのはエネアですね。」

(Photo courtesy of Ducati)