ミサノテストの2日目が終了した。2日間の総合トップタイムはファビオ・クアルタラロ、2位フランチェスコ・バニャイア、3位マーべリック・ビニャーレス、4位エネア・バスティアニーニ、5位アレイシ・エスパルガロ、6位ホルヘ・マルティン、7位ルカ・マリーニ、8位ミゲル・オリヴェイラ、9位マルコ・ベッツェッキ、10位ファビオ・ディ・ジャンアントニオとなった。
ヤマハ
ヤマハは2023年の新型エンジンをテスト。ファビオ・クアルロもトップスピードで298.3km/hを記録するなど、トップスピードの改善は明確だ。さらにヤマハはファビオ・クアルタラロ、フランコ・モルビデッリ共に新型シャーシを試すなどしていた。マッシモ・メレガリによると、エンジン以外の部分でのパワーアップも可能かもしれないということで、アラゴンからの後半戦でなんらかの改善が見られる可能性もある。
ホンダ
ホンダはマルク・マルケスの参加が大きなトピックだ。マルケスは2日目に61周を走行。マルケスは腕の痛みは多少あり、本調子ではない状態ながら総合13位、ホンダ勢でトップタイムを記録した。ブラドルは引き続きKalex製のアルミニウムスイングアームをテストしており、新しいエキゾーストのテストの他、2021年型での走行も行っていた。マルク・マルケスは2022年、2023年型のパーツを組み合わせたと思われる3台の異なるバイクでの走行を続けていた。
Ducati
ミサノで優勝したフランチェスコ・バニャイアは、テストを総合2位で終え、エネア・バスティアニーニが4位となった。Ducatiは主にシャーシとエアロダイナミクスに関して作業を行ったようだ。なお、VR46はテスト2日目には参加していない。
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アプリリア
アプリリアはマーべリック・ビニャーレスが総合3位、アレイシ・エスパルガロが総合5位となった。アレイシ・エスパルガロは転倒の影響で左手の小指を骨折している。痛みはあるものの手術は不要で、アラゴンでの走行に支障はないだろうという。なお、アプリリア自体は新しいシャーシをテストしており、アラゴンで新しいシャーシを試す可能性がありそうだ。また新しいエアロダイナミクスパーツも試しており、大型化されたウイング、サイドウイングが特徴だ。
KTM
ミサノには2023年型を持ち込んでいないというKTM。とは言え2023年型のパーツはブラッド・ビンダー、ダニ・ペドロサなどによってテストされている。
スズキ
来年MotoGPから完全撤退するスズキは、ミサノでは1日目のみテストに参加した。