ジョアン・ミルの怪我の代役として、渡辺一樹、津田拓也の両選手が出走したが、今回のタイGPにはダニーロ・ペトルッチがGSX-RRを操縦する。ダニーロ・ペトルッチはMotoGPを2021年シーズン終了と同時に離れてダカール・ラリーに出場。ルーキーとしての出場にも関わらずステージ優勝の活躍を見せた。

その後はモトアメリカに参戦し、先週末の最終戦でチャンピオンシップ争いにおいて参戦初年度から期待がかかったタイトル獲得を僅かな差で逃している。以前にも代役出場のオファーがあったとされるが、今回ようやくダニーロ・ペトルッチのMotoGP復帰が実現する。

ジョアン・ミルの代役にダニーロ・ペトルッチ

ダニーロ・ペトルッチ

「言うまでもなくTeam SUZUKI ECSTAR(チーム・スズキ・エクスター)でMotoGPに参戦出来るのが楽しみです。このような素晴らしい機会をくれたチームに感謝したいですね。また、Ducati、そして現在のチームがこの参戦を許可してくれたことを嬉しく思います。」

「GSX-RRはスピードのあるマシンですし、優勝出来るマシンですから本当に楽しみです。Team SUZUKI ECSTAR(チーム・スズキ・エクスター)のクルーのこともよく知っていますから。彼らと一緒に仕事をするのが待ち遠しいです。」

「久しぶりのMotoGPは簡単ではないでしょうが、今回は結果には期待せずに楽しみたいと思います。また、MotoGP、ダカールラリー、スーパーバイク、再び異なるメーカーのMotoGPファクトリーマシンに乗れるライダーとなれることにワクワクしています。」

リヴィオ・スッポ

「新しいMRIの結果、ジョアン・ミルの足は良くなってはいるものの、タイに出場出来る状態ではないことがわかりました。ジョアン・ミルはフィリップアイランドでの参戦に向けて回復を進めます。今週末のブリーラムについてはダニーロ・ペトルッチが代役を務めます。」

「今回の代走を許可してくれたDucatiに感謝したいです。現在のDucatiにとって彼は本当に重要な選手ですからね。このスポーツでは情熱と理解が何よりも重要です。ですから、ダニーロ・ペトルッチを盛大に歓迎したいと思います。彼にとって忘れがたい週末にしたいと思います。」

(Photo courtesy of Ducati)