ライダーはサム・サンダーランド/ダニエル・サンダース

2023年のダカール・ラリー参戦に向けて、レッドブル・ガスガス・ファクトリー・レーシングは、サム・サンダーランドとダニエル・サンダースの2人のライダーと共に戦う。サム・サンダーランドは2022年に自身2度目となる総合優勝を達成。今回のダカールでタイトル防衛をかけて戦う。

今回で第45回を迎えるダカール・ラリーは12月31日にサウジアラビアでの開催を迎える。サム・サンダーランドは今年のダカール・ラリーで総合優勝を果たした後、世界選手権第2戦のアラブ首長国連邦でも優勝している。ラリー・デュ・マロックで5位、最終戦となったスペインでも5位を獲得し、これで2022年のFIMワールドラリーレイドチャンピオンとなっている。

チームメイトのダニエル・サンダースは、2022年ダカールラリーで2度のステージ優勝を記録、表彰台を狙えるスピードを発揮していたが、転倒の影響で肘と手首を骨折。この怪我からの回復にかなりの時間を要した。何度かの手術の後に現在はほぼ完治しており、再びダカールの舞台に挑む。[adchord]

サム・サンダーランド

「2022年シーズンは本当に素晴らしいシーズンでした。ダカールでの優勝、世界選手権のダブル優勝は本当に素晴らしい結果でした。チームも自分も大きな苦労をしましたが、その分大きな収穫がありました。」

「2023年にダカールに向けては優勝に必要な物事は理解出来ているつもりです。2017年に初めて優勝した時は、来年も優勝すると自分にプレッシャーをかけていました。2023年は今までで最も過酷なレースになることは間違いありませんが、その意味をしっかりと理解しています。」

「毎日を楽しみ、1日1日を大切に走り、大会を通じて良いペースを維持して走行出来ればと思っています。2週間を終えた後には優勝を狙える位置で走行出来ていると嬉しいですね。」

ダニエル・サンダース

「今年のダカールではステージ7でクラッシュ、手術を繰り返して体調を戻すのには長い1年でした。回復の過程で不運なこともあり、回復は時間がかかりましたが、今のところは全て順調でバイクに戻ることが出来ました。」

「あまりバイクに乗る時間がないままに世界で最もタフなレースに参戦するのは大変ですが、ダカール、そして2023年シーズンを乗り切れるように、肘を強くすることを意識しています。」

「素晴らしいチームですし、自分もどんどん強くなっています。シーズンオフから最初に復帰したレースがダカールということで気が重いのは事実ですが、1日1日を体制つ走行し、状況を好転させていきたいですね。長いレースになりますが、目標は最後までしっかりと戦うことです。」

(Photo courtesy of GASGAS)