ジョナサン・レイは序盤好調に走行していたが、クイックシフターに問題が発生。シフトダウンで手動でクラッチ操作をしていたようだ。通常の位置にないクラッチレバーを操作しながらの走行で、アルヴァロ・バウティスタに抜かれたものの、それ以外の選手を前にいかせることはなく、着実に走り切って2位を獲得した。[adchord]

シーズンスタートという意味では良いレースだった

ジョナサン・レイ

「このコンディションのレースは難しいですね。WSSPのレースを見てナーバスになっていましたが、WSBKはフルウェットのセッションになったので良かったですね。序盤は快適でしたが、その後問題を感じてしまって、快適にバイクを操るために試行錯誤しながら走行をしていました。アルヴァロ・バウティスタがスピードがありましたが、彼に抜かれた後はどうすることも出来ませんでした。」

「いずれにしてもシーズンスタートという意味では良い形だと思います。20ポイント、表彰台獲得を目指していたので、目標どおりです。明日は天候がどのようになるかですね。昨日ほど暑くないようですから、良いコンディションだといいですね。」

「今日はクイックシフターに問題が出てしまって、ギアチェンジが出来ない状況があったんです。ブレーキングのシフトダウンで手動でクラッチを使ってシフトダウンをする形になったんですが、通常スタートした後にレバーは使いませんから、クラッチレバーの位置にリアブレーキがあって、クラッチレバーは上を向いているんですよね。」[adchord]

「もちろん優勝を狙っていました。難しいコンディションですから余計にチャンスがあると思っていました。しかしアルヴァロは見事なレース展開だったと思います。テストの内容、ドライでも金曜のタイムを考えると、アルヴァロ・バウティスタは次元が違う走行をしています。しかし限界でミスをゼロにして走る続けるのは難しいですね。とは言えチャンスがあれば狙っていきます。」

「スーパーバイクで最もレースをしたライダーになりましたが、フィジカル面では最高ですよ。確かに経験を増したという実感はありますね。本当に素晴らしい経験をしてきましたし、このカテゴリーが好きなんです。本当に多くの素晴らしい友人をここで得ましたし、これからスーパーバイクにさらに貢献したいと思っています。」

(Photo courtesy of KRT)