ビモータKB998がWSBKデビュー

bimota by Kawasaki Racing Team(BbKRT)にとって記念すべきFIMスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)初戦となったフィリップアイランドのレース1。アレックス・ロウズが8位、アクセル・バッサーニが9位でフィニッシュし、新生ビモータKB998 Riminiのデビュー戦をトップ10入りで飾った。

レース序盤、バッサーニは一時ロウズの前を走る場面もあったが、16周目にロウズが逆転。そのまま8位でフィニッシュした。なお、ロウズはピットアウト時にわずかに早くレーンを離れたため、0.6秒のタイムペナルティを受けたが、最終順位には影響を及ぼさなかった。バッサーニも安定したペースで9位を確保し、チームとして2台ともトップ10入りを果たした。

アレックス・ロウズ(レース1/8位)

「ビモータでの初レースを終えられたことは素晴らしいです。今日は暑さが厳しく、フロントのフィーリングに苦しんだ部分もあったんですが、フィリップアイランドのレースは本当に楽しいですね。序盤は冷静に走ろうとしましたが、最初のタイヤでは思うような感触が得られませんでした。ピットストップ後は少し良くなったものの、今日は学びの多いレースでした。明日に向けてたくさんのデータを得られましたし、最終コーナーまで全力を尽くしました。明日は2回チャンスがあるので、さらに良い走りを目指したいですね。」

アクセル・バッサーニ(レース1/9位)

「ビモータでの初レースとしては、チームにとって良い結果だったと思います。8位と9位でほぼ同じペースだったので、ここからさらに改善できるはずです。今日は本当に暑くて大変でしたけど、ピットストップの時に少し息を整えて水を飲めたのは良かったですね。バイクの切り返しで少し動きが不安定だったので、最後の5周は少し抑えて走っています。トップ10でフィニッシュすることが目標でしたので、それを達成できたのは良かったです。明日のレースに向けて、改善点が明確になったのでしっかり準備していきます。」

(Photo courtesy of BbKRT)