サイトアイコン 気になるバイクニュース

MotoGP開幕前最後のポルトガルテストが終了 トップタイムはフランチェスコ・バニャイア

MotoGPは2023年の開幕に向けてポルトガルええ2日間の公式テストを終えた。これで後は開幕戦を待つのみとなる。2日間を通してトップタイムを記録したのはDucatiのフランチェスコ・バニャイア、2位にPramacのヨハン・ザルコ、3位ヤマハのファビオ・クアルタラロが続いた。

4位はルカ・マリーニ、5位マルコ・ベッツェッキ、6位エネア・バスティアニーニ、7位アレックス・マルケス、8位ホルヘ・マルティン、9位ブラッド・ビンダー、10位アレイシ・エスパルガロとなり、トップ10台中7台がDucatiとなっている。

ミゲル・オリヴェイラはアプリリアで11位、マーべリック・ビニャーレスが12位で続き、13位にジョアン・ミル、14位マルク・マルケス、15位アレックス・リンスとホンダの3人が続いた。16位にアプリリアのラウル・フェルナンデス、17位ジャック・ミラー、18位ポル・エスパルガロ、19位フランコ・モルビデッリ、20位中上 貴晶、21位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、22位にルーキーのアウグスト・フェルナンデス、23位はテストライダーのミケーレ・ピッロ、24位ステファン・ブラドルとなっている。[adchord]

初日結果

2日目結果

ホンダ

マルク・マルケスは今回のテストで新しいエアインテーク、エアロパッケージなどをテストしているが、今回のテストが今までのプレシーズンテストの中でも内容が良かったと認めている。スプリントレースに向けてのタイムも悪くはないものの、総合タイムは14位、ジョアン・ミルも13位となっている状況で、Ducati相手に互角に戦える状況にはないと言える。

リンスは21年型のエアロパッケージをテスト、グラウンドエフェクトフェアリング等をテストしていた。タイムはファクトリーライダーの2人と接近するタイムで15番手となった。中上 貴晶は今のところタイムはあまり出ていない様子で20番手でテストを終えた。

ヤマハ

ヤマハは最終日の残り数時間まで好タイムを記録出来ずにいたが、ファビオ・クアルタラロが最終的に3番手タイムを記録。なお、ヤマハはエアロパッケージをテストする中で様々なアイテムをテスト。ファビオ・クアルタラロはシートカウルに巨大なウイング上のパーツを装着したバイクも走行を行っていた。

なお、ファビオ・クアルタラロとは対象的にフランコ・モルビデッリは苦戦をしている印象で、最終的なタイムは19番手、ファクトリーチームとしてはGASGASのフェルナンデスを除くと最下位となった。

Ducati

フランチェスコ・バニャイアは自分自身が記録していたオールタイムラップレコードを更新、1’37.968を記録している。さらにスプリントレースのシミュレーションを行っている。この過程でフランチェスコ・バニャイアは好タイムを記録しており、ヨハン・ザルコ、ヤマハのファビオ・クアルタラロがこのタイムに接近してる。なおチームメイトのエネア・バスティアニーニは6番手でテストを終えた。

ヨハン・ザルコはロングランを通じてレースペースを煮詰めていたようで、チームメイトのホルヘ・マルティンも初日に続いてグランドエフェクトフェアリングをテストしていた。VR46のルカ・マリーニは最終日に技術的なトラブルに見舞われているが4番手、マルコ・ベッツェッキも5番手となった。

ファビオ・ディ・ジャンアントニオは初日に転倒したことで2日目のテストには参加出来ていない。開幕戦までに体をしっかり治していくことが必要だ。アレックス・マルケスはDucatiへの乗り換えが引き続きうまくいっている様子でテストを7番手で終えた。

アプリリア

アレイシ・エスパルガロは初日テストで腕上がりの症状が出ていたようで、日曜日にもこの問題に悩まされた。開幕までに病院でのチェックを行うようだが、これが今シーズン大きな問題にならないかが気がかりとなる。ペースについては満足しているようで、テストでは総合10番手、仕上がりも悪くないようだ。

マーべリック・ビニャーレスは充実したプレシーズンを過ごしており、今回のテストで順位こそ12位となっているが、開幕に向けてしっかりとしたベースが出来上がってきたようだ。今年からアプリリアで参戦するミゲル・オリヴェイラも好調な1人で、チームメイトのラウル・フェルナンデスも同様に、アプリリア乗り換え直後からタイムが出ており、KTMのと比較してライディングスタイルにマッチしている様子だ。[adchord]

KTM、GASGAS

KTMは新しいパーツのテストというよりは、エンジンを主眼に置いてテストを繰り返し行っている状況だ。ブラッド・ビンダーが9番手となっているが、新たにKTMで参戦するジャック・ミラーは17番手となった。とは言え、ミラーは彼自身の視点をエンジニアに伝える中で、新しいバイクへの適応は10段階中7くらいのレベルに来ているとのこと。KTM全体的にはグリップを改善してのタイムのベースアップ、電子制御を煮詰める中での改善を探っているようだ。なお、ポル・エスパルガロは18位、フェルナンデスは22位となっている。

(Photo courtesy of michelin)

This website uses cookies.

This website uses cookies.

モバイルバージョンを終了