オースティンを抜かせば出走するレースでほぼ上位を獲得しているホルヘ・マルティン。昨年このコンスタントさを発揮していれば、今頃ペッコのチームメイトはホルヘ・マルティンだったかもしれない。セッティングではなくライディングスタイルを変えているということで、次のドイツでも表彰台に登りたい。[adchord]

フィジカル面で最も厳しいレースだった
ホルヘ・マルティン

「このトラックは昨年に厳しいレースをしていましたから、本当に心配だったんです。今年は練習走行から好調でしたし、ペッコの0.3秒ほど遅れのペースでした。今日は優勝には届きませんでしたが、ペッコとの差を詰めることが出来ていました。今日はトップ5を目指している中で2位獲得ですから、これ以上は求められません。」

「フィジカル面でもっとも厳しいレースだったと言えるでしょう。ソフトリアを選択したことで、リアがスネーキングを激しくする中で本当にフィジカルなレースでした。そんな状況ですがバイクをフィニッシュラインまで持っていくことが出来ましたし、2位で追われたことは信じられません。」

「どこかの時点でリアタイヤがドロップすることはわかりきっていました。残り12周付近でタイヤがドロップしてきて、転倒もしそうになりました。これで優勝争いは無理だと感じたんです。とにかくペッコとの距離を維持して後ろのライダーに追いつかれないようにと思っていました。最後の2周はザルコが迫っていたので難しい走りでした。」

「ル・マンからだけでなく、ヘレスも含めるとトップ4で走行しています。オースティンではミスがありましたが、それを抜かせば6連続で表彰台に乗っていることになります。昨年こういった安定感を発揮出来なかったのは残念です。パッケージは間違いなく完成度が高いですね。セッティングは変えずにライディングスタイルを変えているところなんです。」

(Photo courtesy of michelin)