現在LCRホンダから正式なリリースは出ていないが、ヨハン・ザルコは今季限りでPramacレーシングとの契約を終了する。LCRホンダからは現在のサラリーよりさらに高額な条件が提示されているとも言われており、LCRホンダで一時期参戦していたこともあるヨハン・ザルコが、アレックス・リンスの抜けるシートに収まることはほぼ間違いないだろう。

[adchord]

パオロ・カンピノーティ(プリマ・プラマック・チーム代表)

「ヨハンとともに歩んだ素晴らしい3年間で、チームは大きく前進することができました。この進歩のおかげで、DucatiはMotoGP選手権のリーダーというポジションを獲得することができました。それだけに、ヨハンが来季から我々の一員でなくなることは残念ですが、彼の今後の活躍を祈っています。チャンピオンシップが終わるまで、ヨハンと共に仕事を楽しみたいですね。」

ジノ・ボルソイ(プリマ・プラマック・チームマネジャー)

「ヨハンのようなライダー、そして彼という人物と一緒に仕事ができたことは光栄であり、喜びです。唯一残念なのは、今年始めた仕事が来季に続かないことです。これから11月末まではまだ多くのレースがあり、今回の決定が年初に設定した目標を変えるものではありません。彼の将来に幸が多いことを願っています。」

ヨハン・ザルコ

「Ducatiで4年間を過ごし、そのうち3年間はプラマックチームで過ごしました。毎年Ducatiには多くの才能ある若い選手が加入してきて、再契約は常に難しいものでした。LCRホンダから来ているオファーは非常に興味深いもので、自分の33歳という年齢を考えても自分でプロジェクトを決めて動いていくことも大事だと思っています。」

「ホンダは現時点で優勝出来るようなポテンシャルはありませんが、彼らには第一線で戦える状態にカムバック出来る力があると思います。ですから、その開発の一助に自分がなることが出来るとしたら光栄です。今は、チームとともに最高の形でチャンピオンシップを締めくくりたいと思います。」

「チーム全体、ドゥカティ、そしてこの数年間をともに過ごしたすべての人々に感謝しています。最終的な目標は、表彰台のトップに立って、初日から私を支えてくれたパオロ・カンピノーティ一緒にフランス国歌を誇らしく歌うことです。」

(Photo courtesy of michelin)