トプラック・ラズガットリオグルがBMWに移籍することが驚きを持って迎えられた今年、さらにジョナサン・レイがヤマハに加入することも発表され、2024年シーズンのシートは予想外の展開が続く。Ducatiのアルヴァロ・バウティスタは引き続きDucatiからの参戦となるが、今年優勝争いを展開している3人のうち2人が来年はメーカーを変えて参戦することになる。

カワサキ

その他に2024年の契約が確定しているのは、カワサキのアレックス・ロウズだ。しかしカワサキはジョナサン・レイが来年継続参戦しないことから、急遽2024年のシートに空きが出ることになった。もう1つのシートに収まるのは契約が確定していない選手の中ではスコット・レディングの可能性が高いと噂される。[adchord]

ヤマハ

ヤマハはジョナサン・レイ以外では、アンドレア・ロカテリがジョナサン・レイと同じく2025年まで契約を結んでいる他、ドミニク・エガーターがヤマハで参戦することが継続しているが、所属先は未公表だ。

BMW

BMWはギャレット・ガーロフが引き続き2024年も継続参戦することが決まっているが、チームメイトはマイケル・ファン・デル・マークになるか、スコット・レディングになるか決まっていない。なお、レディングのFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)自体への継続参戦は決まっているようで、チーム発表がこれからという状況だ。

Ducati

Ducatiはアルヴァロ・バウティスタのチームメイトが確定しておらず、現在のマイケル・ルーベン・リナルディとなるか、アクセル・バッサーニ、ダニーロ・ペトルッチ、またステップアップの可能性があるニコロ・ブレガとなる可能性もゼロではない。

また、Ducatiに関しては、来年はアレックス・ロウズの双子の兄弟であるサム・ロウズが、Marc VDS Ducatiから参戦する。また、MotoGPで活躍しドーピングによって謹慎処分を受けていたアンドレア・イアンノーネは、DucatiからFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に復帰することが確定しており、どのチームからの参戦となるか発表を待っている段階だ。

ホンダ

ホンダに関しては特段の情報は出ていないが、イケル・レクオナはMotoGPでリンスの代役参戦を続けるなどホンダとの関係を深めているが、おそらくイケル・レクオナ、シャビ・ビエルへの2名のライダーはそのまま継続となる可能性が高い。

なお、現在のライダー達に加えて、MotoGPからはファビオ・ディ・ジャンアントニオがFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に移籍する可能性が出ているが、こちらもまた詳細は未定だ。

(Photo courtesy of yamaha)