トプラック・ラズガットリオグルがファクトリーチームへと移籍する中、BMWのライダーラインナップがどうなるか注目されていたが、スコット・レディングがBonovo Action BMWへと移籍することが決定、これでスコット・レディングはギャレット・ガーロフとチームを組むことになる。

なお、ファクトリーチームはトプラック・ラズガットリオグルとマイケル・ファン・デル・マークが組むことになる。これはかつて2020年シーズンにヤマハでチームメイトになった2人の組み合わせとなる。

BMWの狙いとしては2つのチームに経験豊富かつ、ファクトリーチームで活躍してきたライダーを配置することで競争力を高めつつ、両チームが互いに刺激を与えながら、バイク開発を進めていくことを狙っていると考えられる。

BMWモトラッドディレクター マルクス・シュラム

「4人の強力なライダーが、BMWの強力な2つのチームに所属します。スコット・レディングは素晴らしいレーサーであり、ボノボ・アクションBMWチームでそのスキルを発揮してくれるでしょう。特に彼の経験、スピード、専門知識は、ギャレット・ガーロフやチーム全体と共に、目標達成に向けた重要な要素になるでしょう。」

「また、トプラック・ラズガトリオグルが加わったことで、ファクトリーライダーを2つの競争力のあるチームに完璧に配分することができました。ROKiT BMW Motorrad WorldSBKチームのマイケル・ファン・デル・マークとともに、プロジェクト全体にとって理想的な布陣を組むことができるわけです。」

「BMWモトラッド・モータースポーツのエンジニアと密接に協力しながら、両チームはライダーからのフィードバックをもとに、モーターサイクルの継続的な改良を行っていきます。トップライダーを擁する2つのチームが存在することで、BMW内部の競争上のプレッシャーも高まると考えています。これが全体的なBMWのパフォーマンスレベルの向上にも繋がるはずです。」

「ライダーとチームの新たなラインナップは、BMWのプロジェクトがFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)の頂点に近づくための重要なステップであると確信しています。最後に、Bonovo Action BMWチームで2シーズン戦ったロリス・バズの協力に感謝したいですね。彼の今後の活躍を祈っています。」

(Photo courtesy of BMW)