ファビオ・ディ・ジャンアントニオはスタートを失敗したものの、素晴らしい走りでトップ争いに加わり、最終ラップまで優勝を目指して走行を続けた。終盤戦で着実にスピードを増している状況で、この調子で決勝レースにおいても優勝を目指していきたいところだ。

最後まで優勝を目指していた

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

「今日はスタートを失敗してしまったのですが、最後まで優勝を目指して走行しました。スタートで出遅れた後にフロントのスタートデバイスをすぐに解除出来ずに、フロントが低いままでしばらく走行することになりました。またフロントタイヤの空気圧も非常に高くて、プッシュすることが難しくタイヤ温存もまた難しい状況でした。」

「その後は持ち直してフロントの選手達とバトルを展開し、終盤はホルヘをキャッチしようと追っていました。特にセクター2、3で良い走りが出来たいたと思います。なんとか追いつこうとしていたんですが叶いませんでしたね。」

「現在のMotoGPにおいてはフロントの空気圧の問題が大きくて、目の前のライダーに追いついた後に3コーナー程度で前に行かない限り、走行はかなり苦しくなります。ですからホルヘ・マルティンに追いついたものの、アタックすることが出来なかったんです。」

「ですから、今日は表彰台を獲得することに重点をおいて走行をしましたが、明日は優勝を狙えるチャンスがあると思いますね。明日に向けてはスタートを改善することが重要になるでしょう。」

(Photo courtesy of michelin)