マルク・マルケスのデビューに注目が集まったGresini Racingであるが、マルク・マルケスという歴代最強と言えるライダーが、今年のグリッド上で最も戦闘力が高かったDucatiデスモセディチGPに乗るわけで、当然ながらそのタイムに注目が集まった。

シーズン中にフランチェスコ・バニャイアは、当然マルクは1番手タイムを記録するだろうといった形でプレッシャーをかけていたが、タイムこそ1番手ではなかったものの、Ducatiライダーとして2番手タイムを記録。早くも適合が上手く行っているであろうことを予感させる走りだった。今回はマルク・マルケスは無転倒であったことからも無理はけしてしておらず、あくまでも限界の範囲内での走行だったと思われる。

Gresini Racing ミケーレ・マシーニ

シーズンスタートが待ち遠しい

「今日は難しいトラックコンディションでしたが素晴らしい1日でした。マルク・マルケスのDucatiへの適合は驚くべきもので、詳細にお話は出来ませんがラップタイムが物語っているでしょう。長いシーズンで疲れてはいますが、新しいシーズンをスタートするのが今から待ちきれません。」

「アレックスに関してはGP22と比較してGP23の進化を感じています。来年も引き続きワールドチャンピオンになったバイクで選手権を戦うことが出来ますので嬉しいですね。すでに改善したエリアを感じていますし、ここから作業を進めていけると感じています。」

(Photo courtesy of michelin)