シェイクダウンで輝くアコスタのスピード

2024年のMotoGPセパン・シェイクダウン・テストが幕を閉じ、3日間のマレーシアでのテストを最速で終えたのは、ルーキーのペドロ・アコスタ(レッドブル・ガスガス・テック3)だった。アコスタは最終日に1分58秒189のタイムを記録し、ポル・エスパルガロ(レッドブルKTMファクトリーレーシング)を0.066秒差でリード、LCRのヨハン・ザルコがトップ3となった。


最終日に小さなクラッシュが2回あったものの、アコスタ、レッドブル・ガスガス・テック3、そしてKTMは、シェイクダウンの内容について興奮している。アコスタのタイムは昨年のシェイクダウンでは5位タイムとなるが、テストはこれから公式テストが3日間続く。

最終日には、アコスタがKTMのカーボンシャシーを両方のバイクで試しており、このカーボンフレームがKTM、ガスガスの方向性であることが伺える。来週からの公式テストでのテスト内容、また、KTMのファクトリーライダー達のタイムにも注目だ。

新しいエアロパーツ

各メーカーは新しいエアロパーツを積極的にテストしており、KTMはフロントフェンダーウィング、アプリリアは「バットモービル風」と言われるリアウィング、ホンダは「ステゴサウルス風」と言われるリアウィング、Ducatiはグラウンドエフェクトサイドパネルフェアリングのアップデートをテストしている。

3日目、IDEMITSU Honda LCRの中上貴晶が異なるスイングアームをテストしており、ヤマハのテストライダー、カル・クラッチローは、長いエキゾーストとアップデートされたエアロボディで走行している、。ホンダは、バレンシアテストで使用したパッケージと新しいプロトタイプに焦点を当てているようだ。シェイクダウンテストが終了し、この後は3日間で開催される公式テストとなる。

(Photo courtesy of michelin)