3位表彰台を獲得するも、地に足をつけて次のレースに備える
ペドロ・アコスタは19歳、MotoGP参戦2戦目にして表彰台を獲得。誰もが注目する期待のルーキーとしてシーズンをスタートしたが、開幕戦に続いて引き続きスピードを発揮した。これは史上3番目に若いMotoGPクラス表彰台獲得となり、今後も多くの未知のトラックが続くものの、今回は特にフランチェスコ・バニャイアの後ろを走行する中で、タイヤ温存の方法、いかにグリップを引き出すのか等を学習出来たと語る。
ペドロ・アコスタ（決勝レース：3位）
「最高に嬉しいです。ポルトガルはMotoGPバイクで走行したことがない状態で迎えるのは難しいトラックです。チームと共に多くのデータを毎日チェックして、どこを改善出来るのかを理解しながら走っていました。チームは素晴らしい仕事をしてくれましたし、会社もサポートしてくれました。」
「また、ポル・エスパルガロ、ダニ・ペドロサといったテストチームの皆の力もあります。KTMはグリッドでも最高のテストチームを抱えていると思います。全体の力でグリッドでも最高の集団に近づいていると思います。」
「今日のオーバーテイクの中ではフランチェスコ・バニャイアの後ろに長くいて多くを学習しました。彼がどういったボディアクションをとってバイクのグリップを引き出しているか、タイヤをいかにマネジメントしているかを観察することが出来ました。この部分に関して、日曜日の彼は本当に卓越していますから。」
「練習走行や予選ではこういった機会はありませんし、自分自身も誰かの後ろについて走るのは好きではないんです。ただ、今日は良い機会を得ることが出来ました。」
「マーべリック・ビニャーレスとの差はかなりあったので、チームも4位走行で落ち着いていけとメッセージを出していました。自分もミスをしないように注意をして走行していました。前を走るマーべリック・ビニャーレスがワイドになって転倒するのが見え、とにかく落ち着いて走行しようと心がけて走行を続けました。」
「ただ実際はあらゆるコーナーでワイドになってしまいミスを何度もして、レース中で最も遅いラップになっていたと思います。これはまだ始まったばかりで、地に足をつけて進んでいきたいと思います。アメリカはタフな週末になるかもしれませんしね。」
「正直今年のレースはなにが起こるかわかりません。マレーシアまではMotoGPバイクで走るのは初めてのトラックばかりなんですから。シーズンは長いので落ち着いて行かねばなりません。チームがバイクをどんどん改善してくれているのが嬉しいです。」
（Photo courtesy of michelin）