オーストリアGPの決勝結果です。路面はドライ、気温23℃、路面30℃の中でレースは行われました。ポールポジションからスタートしたマルケス選手が良いスタートをしますが、リアにソフトタイヤを履くロレンソ選手がすぐにマルケス選手を交わしてトップへ浮上。ロレンソ選手は昔のレースを思わせる走りでリードを広げ後続との差を1秒としますが、それ以上の差を作ることが出来ません。
逆にハードタイヤを履くマルケス選手は、タイヤが温まったところでロレンソ選手をパス。その後もドヴィツィオーゾ選手、ペドロサ選手がロレンソ選手を交わしていきます。その後マルケス選手、ドヴィツィオーゾ選手が何度か順位を入れ替えながらレースが進んでいき、最後の数周はマルケス選手、ドヴィツィオーゾが激しくバトルする展開となり、最終ラップの最後のコーナー2つでマルケス選手が再びしかけるも、ドヴィツィオーゾ選手がこれを抑えて優勝。特に最終コーナーはインに無理やり飛び込んだマルケス選手のバイクが、ドヴィツィオーゾ選手のバイクの鼻先をかすめるというものでした。
これで優勝はドヴィツィオーゾ選手、2位マルケス選手、3位ペドロサ選手、4位ロレンソ選手、5位ザルコ選手、6位ビニャーレス選手、7位ロッシ選手、8位バウティスタ選手、9位バズ選手、10位にはなんとワイルドカード参戦のカリオ選手となりました。
(Photo courtesy of michelin)