ホルヘ・マルティンとの一騎打ちを制する
フランチェスコ・バニャイアは、今日のレースで素晴らしい走行を披露し、特に後半において安定したペースを維持できたことに満足感を示した。バニャイアはホルヘを上回るペースでラップを重ね、リアタイヤのコントロールが鍵となったと振り返る。ターン3やターン10でのリアのスピンやバイクの挙動に苦戦しながらも、タイヤ消耗を抑えることでレース終盤の競り合いに勝利した。
フランチェスコ・バニャイア
「今日は本当に素晴らしい走行が出来ました。今日はラップ内でホルヘを上回るペースで走行が出来たいたように思えますし、特に後半は良いペースを維持できました。後半にこうやってギャップを維持できていましたし、リアタイヤをコントロール出来ていました。特にストレートでバイクがうねるような挙動が出ていたので、序盤にタイヤを消耗しなかったことが重要だったと思います。」
「ターン3、ターン10からの立ち上がりは特にリアタイヤのスピンとうねるような挙動がひどかったですね。これは挙動が収まるのを待ってトラクションをかけるようにするしかなかったです。電子制御をかなり調整していた週末だったんですが、トラクションコントロールをほぼ使わないで手元だけでコントロールするようにしていました。」
「今日はペースに自信がありましたが、ウォームアップ内でホルヘがリヒーテッド・タイヤで素晴らしいペースで走行していたので、彼が終盤に強みを発揮するだろうと思っていました。ホルヘは常にトップ争いに絡んでくると思っていましたが、自分は今日は特にミドルパートのペースに自信がありました。フロントでレースをしているとタイヤの空気圧に気を使わなくていいですし、レースをコントロール出来る強みがありますよね。」
「今日の終盤は残り5周ほどでリアタイヤが終わっており、フロントも厳しい状況でした。ですから最後はマッピングを切り替えてライディングしていました。今日はとにかくミドルパートで正確にペースを維持してライディングをして、ホルヘとの差を維持しようと思っていたんです。」
「このトラックではスタート時にフロントのデバイスを作動させるのが難しいんですが、それはサスペンションのスプリングがかなりハードだからです。マルクがデバイスを作動させられていませんでしたが、自分も昨日はデバイスを作動させることが出来なくて3回ほどやり直していました。」
「ヴァレがトラックに来てくれる時は本当に助けになりますが、いつもテキストメッセージでいろいろなアドバイスを貰っています。通常トラックに来る時は彼は自分のチームにより集中していますけど、今週末はよく話しています。土曜のレースは良かったから、日曜も同じ内容で頑張れだとかですね。」
「Ducati内は今とてもいい状態です。エネアとも協力していろいろな作業をしていますし、新しいものを互いにトライしているんです。今週末も彼がハードフロントをテストして、その状況を聞きにいきましたしね。こういう素晴らしい関係があるのは良いことで、レースは互いのレースに集中しますが、セッション中は互いに協力し合っているんです。ミサノテストでもテストは行いますが、新しいアイテムはないでしょう。おそらくすでにテストしている内容をさらにテストして行く形になると思います。今シーズンのバイクは現時点ではシーズンスタート時点と変わっていません。」