ジョアン・ミルとルカ・マリーニは、アラゴンGPに続きイタリアの海岸に位置するミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリでのサンマリノGPに向けて、レプソル・ホンダ・チームのRC213Vに再び乗り込む。MotoGP世界選手権がスペインのアラゴンからミサノに移動するなか、グリッドの全選手にとって馴染み深いこの4.23km、16コーナーのサーキットでは、レプソル・ホンダが2021年に1-2フィニッシュを達成した実績がある。
ジョアン・ミルにとって、ミサノは安定した結果をもたらすサーキットであり、2020年には2度の2位フィニッシュを果たし、その年のMotoGPタイトル獲得に大きく貢献した。アラゴンGPでポイントを獲得したことで、ミサノでさらなる成長を目指し、前回のレースで得た学びを確認したいと意気込んでいる。地元の英雄ルカ・マリーニは、ホームファンの前で悪運を断ち切りたいと強く願っている。今年は着実に進歩を遂げており、レースごとに安定した週末を送っている。また、ステファン・ブラドルが今年5回目のワイルドカード参戦としてグリッドに加わる。週末の後、MotoGPグリッドはアドリア海沿岸に留まり、今シーズン最後のテストを実施する。このテストは、苦戦が続くレプソル・ホンダ・チームにとって非常に重要な機会だ。
ジョアン・ミル
「今後数週間でミサノをよく知ることになりそうです。ここはライディングに適したサーキットで、多くを学べます。数週間前に1日走行したので、ある程度の見通しは立っています。アラゴンからはバイクと我々の現状について非常に有益な情報を得られたので、ミサノでの数日間はそれをさらに深く確認する良い機会になるでしょう。いつも通り、週末のすべてのラップを最大限に活用するつもりです。」
ルカ・マリーニ
「ミサノはいつもホームファンが応援してくれて、とても楽しめる週末です。毎回ここで走るのは本当に嬉しいです。これまでの週末も日曜日までは良い結果が出ていたので、チャンスを最大限に活かすために全てを整えなければなりません。オーストリアの後に行ったテストではいくつかのことを再確認できましたが、週末に向けての目標はすでに明確です。良い週末を過ごして、月曜日のテストに向けて多くのデータを集めたいと思います。」
(Photo courtesy of HRC)