アラゴンGPから7日足らずで、ドゥカティ・レノボ・チームはサンマリノ＆リヴィエラ・ディ・リミニGPに向けて、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリに戻る。ロマーニャのトラックで予定されている2つのイベントのうち最初のもので、9月20日から22日も同サーキットで連戦でレースが開催される。
フランチェスコ・バグナイアとエネア・バスティアニーニの両選手にとって、このリヴィエラ・ロマニョーラでの大会はシーズンでも特に待ち望まれている一戦だ。バグナイアはミサノから数キロしか離れていないペーザロ在住であり、バスティアニーニはリミニ出身。アラゴンGPでの不運な結果を受け、現チャンピオンのバグナイアは再起を誓ってレースに挑むが、先週日曜日のクラッシュによる身体のダメージが完全には回復していない。シーズン第12戦終了時点で、トリノ出身のバグナイアは総合ランキングで2位につけ、首位ホルヘ・マルティン（プラマック・レーシング）とは23ポイント差となる。
一方、アラゴンでは困難な週末を過ごしながらも5位でフィニッシュしたエネア・バスティアニーニは、地元ファンの前で再びデスモセディチGPで好調を取り戻し、トップ争いに加わることを目指している。リミニ出身の彼は、2021年のGPで3位となりMotoGPで初の表彰台を獲得したこの地で、今シーズン4位につけ、3位のマルク・マルケス（グレシーニ・レーシング・MotoGP）とはわずか1ポイント差だ。
フランチェスコ・バグナイア
「今週末、ミサノでレースをするのがとても楽しみです。サンマリノ＆リヴィエラ・ディ・リミニGPはいつもエキサイティングなイベントですし、家から数キロの距離でレースができ、多くのファンが応援してくれるのは特別なことです。このコースでは良いパフォーマンスを発揮できる可能性が高いので、すぐに良い仕事をして競争力を持つことが重要です。身体的にはまだ100%ではありませんが、違和感なく走れるよう懸命に取り組んでいます。」
エネア・バスティアニーニ
「昨年はケガのためグランプリを欠場したので、今年ようやくミサノで走れるのが嬉しいです。このコースでレースをするのはいつも特別で、サーキットから数マイルしか離れていない場所で育ち、今も住んでいるので、まさにホームレースです。先週と比べて、ミサノではより良い感触が得られると思います。いずれにせよ、金曜日から速さを見せ、良い予選をすることが大事です。全力を尽くし、ファンの前で走るのが待ち遠しいです。」
（Photo courtesy of Ducati）