パタ・プロメテオン・ヤマハは、9月27日から29日に開催されるアラゴンWorldSBKラウンドに、北アイルランド出身のジョナサン・レイが復帰することを発表した。レイは2週間前のフランス・マニクールでのレース中、右手親指に深い裂傷を負い、土曜夜にクレルモン＝フェランで緊急手術を受け、腱の損傷を修復し皮膚移植を行った。その後、自宅で高圧酸素療法や理学療法を通じて回復に努めてきた。
アラゴンはレイにとって最も多くの表彰台（26回）を獲得しているコースであり、そのうち9回は勝利している。6度のFIM WorldSBKチャンピオンは、木曜日にFIM WorldSBKメディカルディレクターによる正式な診断を受けるが、今週末の復帰に自信を持っている。
ジョナサン・レイ
「自宅でのリハビリは大変でしたが、R1とチームに早く戻れるように最善を尽くしてきました。100％回復したわけではありませんが、復帰の準備は整っています。まだ親指の可動域を改善するために理学療法士と取り組んでいますが、腱の損傷が最大の問題でした。フランスで外科医が修復してくれ、皮膚移植の部分も順調に回復しています。アラゴンに戻ることが目標でしたが、クレモナを欠場したのは残念です。」
「2013年以来、怪我でレースを欠場したのは初めてです。チーム、スポンサー、そして個人的なサポーターに心から感謝します。どんな状態でも、アラゴンは楽しみなサーキットで、これまでにも成功を収めてきました。再舗装されたので、タイヤのパフォーマンスと消耗を確認し、最適なセットアップを目指します。金曜の朝には2025年モデルのR1の新しいエアロパッケージを試す予定で、特にレースの仲間たちに戻れるのが楽しみです。1レースでも離れるのは本当に辛かったです。ニコが代わってくれたのは嬉しいですが、やはり自分がいないのは難しいですね。より強く戻ってくるために全力を尽くします。」
（Photo courtesy of yamaha）