リアにソフトを選択
中上貴晶は、フルタイムライダーとして最後の母国レースとなる日本GPで、13位フィニッシュ。ホームストレートでウィリーを決めてフィニッシュラインを越えた。スプリントレースではチームメイトのヨハン・ザルコに接触されリタイアとなったが、決勝レースでは唯一リアにソフトタイヤを選択し、素晴らしい走りを披露してくれた。
中上 貴晶
「グリッド後方からのスタートで失うものは何もないと思っていましたし、ポイントを獲得できたことは嬉しいです。最後まで全力を尽くしました。あと2周あれば前のグループに追いつけたかもしれませんが、レース終盤は走行を本当に楽しみました。」
「ソフトリアはリスクがありましたが、非常にうまくマネジメントできました。これでレースの最後には少しずつタイムを縮めることができ、前のグループに追いつけましたね。」
「今日のことは決して忘れません。応援してくれた全ての方に感謝したいです。どのコーナーからもファンが見えて”これが日本での最後のクールダウンラップだ”と思って走行しました。ピットに戻った時、スタッフ全員が迎えてくれて、思わず泣きそうでしたね。」
(Photo courtesy of LCR)